最終更新: 2013/02/18 20:12

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安愚楽牧場・出資者ら、投資推奨していた民主・海江田代表を提訴

経営破綻した安愚楽牧場の出資者らが、かつて投資を勧めていた民主党の海江田 万里代表を相手取り、提訴した。海江田代表は、経済評論家として、「リスクゼロ」などと紹介していた。
18日午後3時半すぎ、「提訴を受け一言」と問いかけをする記者の方を見ず、無言のまま党本部に入った、民主党・海江田代表。
海江田代表は18日、全国で社会問題化した和牛オーナー制度に関連して、損害賠償を求める訴えを起こされた。
原告の男性は「責任を持たないというような発言をすることは、われわれ被害者としては、到底容認できない」と語った。
東京地裁に提訴したのは、経営破綻した安愚楽牧場の和牛オーナー制度に出資していた債権者ら30人で、海江田代表に対する損害賠償の請求額は、およそ6億円。
安愚楽牧場の和牛オーナー制度とは、出資をした人に繁殖雌牛のオーナーになってもらい、子牛が生まれるとその売却益を還元するというもの。
しかし、その実態は自転車操業で、2011年、4,000億円を超える負債を抱え破産し、出資額の多くは現在も債権者に戻っていないという。
海江田氏は、経済評論家として活動していた1980年代後半から1990年代前半にかけ、この和牛オーナー制度について、出資を勧める記事を執筆していた。
安愚楽牧場の和牛オーナー制度に出資した人は「その(出資の)裏づけも、やはり海江田さんとか、まんまと安心してしまったというか」と語った。
記事には、「もっと有利なユニークな財テク法はないかな? と探したくなりますが、これがあるんですねえ」と記されていた。
その投資リスクについては、「しかもこの利益は、申込時に確定していて、リスクはゼロ。約束通りの金額が支払われます」としていた。
海江田代表は、このような記事を複数の雑誌などに執筆していた。
さらに、安愚楽牧場側が発行したパンフレットには、当時の新社長就任パーティーで、壇上に立つ海江田代表の姿も掲載されていた。
出資者は「(当時)自分の名前と顔写真入りで、きちんと明言しているわけですから、民主党の党首(代表)たる資格は、ないんじゃないかと思います」と語った。
訴状の中で原告側は、海江田代表について、「投資に関する専門的知識を有する専門家として、和牛オーナー制度を推奨・賛美し続け、危険性を十分に説明しなかったのだから、悪質な過失が認められる」としている。
一方、海江田代表は2013年1月、「二十数年前のことで、私が代表に就任したのは、何の関係もないこと。(提訴については?)それはご自由なことであります」と話していた。
その弁護士は、「訴状が届いた時点で対応させていただきます」とコメントしている。

(02/18 18:28)


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