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7.夜尿症は治療した方がよいの?

診察風景 夜尿症の多くは自然軽快していくことが多く、また夜尿が身体に悪影響を及ぼすものでないことから、とかく放置されることが多い病気です。
しかし、夜尿が学齢期まで持続している場合には、夜尿をしていることでお子さまが自信を喪失し、心理面、社会面、生活面に様々な影響を与えることがあります。このような影響は、ストレスとなって夜尿の消失時期を遅らせる要因ともなるため、なるべく早く治療してあげた方がよいといえます。

医療機関では、夜尿症に有効な薬剤などによる治療も受けることができるので、年齢や夜尿頻度を参考にしながら、積極的に医療機関で治療することをお勧めします。(おねしょ診断はこちら)

グラフ:治療と自然経過

右図は、夜尿症の自然治癒率と医療機関での治癒率を経時的に示したものです。夜尿症は、治療を継続的に行うことにより、夜尿頻度を減らせたり、治療を受けていない場合より早期に夜尿が消失することが期待できます。