野党「早期採決認めない」18日から補正予算参院審議(02/18 11:51)

 国会は18日から参議院に舞台を移して、2012年度補正予算案の審議が行われています。17日、就任後初めて45分間のジョギングをした安倍総理大臣は、気力、体力ともに万全をアピール。21日からのアメリカ訪問を前に補正予算成立を目指しますが、民主党をはじめ、参議院で多数を占める野党各党は、早期採決は認めないと対決姿勢です。

 (政治部・山崎陽弘記者報告)
 「アベノミクス」の中身は民主党政権の政策と変わらないと指摘した小川元法務大臣ですが、安倍総理は、逆に民主党を批判するなど余裕でかわしました。
 民主党・小川元法務大臣:「(安倍総理は)民主党とやっていることは全く同じ施策を続けているんだけど、期待値を持たせるアピールばかり大変に上手だったと。総理がやっているのはアベノミクスではなく、アベノマジックではないか」
 安倍総理大臣:「申し訳ないが、民主党政権の時の(インフレ目標)1%は、結果が出なかったのは事実ですから、そこから何かくみ取っていくことが、人間というのは大切ではないのか」
 そのうえで、安倍総理は「さまざまな経済指標が上向きになってきている」と強い自信を示しました。さらに、民主党側から「アベノミクスには、行政改革が入っていない」と批判されましたが、安倍総理は「民主党政権が手をつけなかった地方公務員の給与引き下げも行っている」と反論しました。経済については強気の反論を繰り返す安倍総理に対し、民主党は18日午後の質疑で、外交防衛や生活保護の問題などを厳しく追及する方針です。

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