三菱自動車176万台リコール。危機の教訓生きない隠蔽体質
12年にも益子社長の交替説が出たが、社長のなり手がいない。三菱商事は益子の替わりを派遣する気はない。筆頭株主(12年9月末現在15.6%を保有)の三菱重工業も、社長を出す気はない。三菱グループの社長会「金曜会」には、「三菱の冠を外して一から出直したらどうか」といった過激な意見がある。
だが、今の三菱自の企業体質を作り上げたのは間違いなく三菱グループなのである。95年からの9年間で7人も社長が交代するありさまで、三菱自動車の経営は混乱していた。企業倫理の欠如を問題を突き詰めていくと、三菱グループにおんぶにだっこでやってきた甘えの構造に行きつく。
そもそも三菱自は三菱重工の自動車部門が分離・独立した会社だ。旧三菱財閥の創業100周年事業の一環としてグループ内に自動車会社を作ったのである。当初、研究・開発は三菱重工が、資金面は三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が、海外展開は三菱商事が全面的に支えてきた。今はそうではないが、顧客もオール三菱である。三菱グループ企業の社宅の駐車場には、三菱車以外は駐車できないという。信じられないような風景が見られた。
(文=編集部)
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