人気アイドルグループ・AKB48の柏木由紀(21)が、自身2度目となるソロコンサート「寝ても覚めてもゆきりんワールド~夢中にさせちゃうぞっ~」を東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催した。クライマックスでは満員の5000人のファンを前に、感極まって号泣。今月6日に発売したソロデビュー曲「ショートケーキ」など18曲を披露し、「今日がスタート地点。コツコツ頑張って、世界進出したい」と語った。
普段、感情をあまり表に出さないゆきりんが泣いた。コンサート中盤、故郷・鹿児島のことを歌った「火山灰」を歌唱している時のことだ。「今までやってきましたけど、初めてちょっとウルッ、として…皆さんの顔やたくさんのサイリウム(ペンライト)を見ていたら、『こんなに温かいんだ』って…」。最後の歌詞は歌えなかった。
アンコールでも再び涙がこぼれた。「皆さんに背中を押していただいた。また3回目(のソロ公演)もやりたいですし、全国ツアーも!」と夢を語ると、客席のファンから「東京ドーム!!」とリクエストが。「ドーム? それなら(コンサートのタイトルが)『ゆきりんワールド』なので世界進出はどうですか!?」と、さらに大きな夢を口にした。
昨年7月、写真集発売を記念してのファーストコンサートを開催。ソロデビューしてからはこれが初の単身コンサートだが、演出面でも驚かせた。東京国際フォーラムでは初となる10メートルの巨大なクレーンに乗って、縦横無尽にステージ上を動き回り、「GIVE ME FIVE!」ではドラムをたたきながら歌った。自ら選曲したセットリスト(曲順)では「ショートケーキ」のほか、劇場公演で最も人気の高いソロの楽曲「夜風の仕業」など18曲を披露した。
衣装でもセクシーなドレスからキュートなワンピースまで七変化し、ゆきりんの魅力を存分に見せつけた。「今日がスタート地点。夢はコツコツやっていけばかなうと思うので、今までの頑張り以上に頑張りたい」。ソロとしての活動にも、さらに力を入れていくことを誓っていた。
[2013/2/18-06:01 スポーツ報知]