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東日本大震災で発生したがれきの本格受け入れをめぐり、富山地区広域圏の最終処分場がある富山市で、17日夜、市民説明会が開かれました。
参加者からは反対意見が相次ぎ、会場は騒然としました。
説明会は17日夜、富山国際会議場で開かれ、市民およそ210人が参加しました。
森市長は「国民みんなが力を合わせながら一日も早い復興を成し遂げていくことが必要だ」とあいさつし、環境省ががれきの広域処理の必要性を訴えました。
そして、富山地区広域圏などが試験焼却の経緯と、焼却の前後で空間放射線量や土壌と水の放射能濃度に大きな変化はなかったと説明しました。
しかし、会場からは健康不安や行政側の手続きへの不信を訴える反対意見が相次ぎ、会場は騒然としました。
市民の一人は「会場がこの状態で市民の理解を得たと言って本焼却へ持ち込むということだけは絶対にしてほしくないと思います」と延べました。
18日午後7時からは焼却施設のある立山町で、住民を対象とした報告会が開かれます。
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