会社が380万円一括払い 中国・集団買春で報道
【北京19日共同】中国広東省珠海市で9月起きた日本人旅行客による集団買春騒動で、18日付の中国紙、新京報は同市警察・検察当局から得た情報として、社員旅行で同市のホテルを利用した日本企業の担当者が、ホテル側に売春婦約500人を用意するよう依頼し、女性185人の買春費用など約29万元(約380万円)をまとめて支払ったとする捜査内容を報じた。
近く開かれる初公判で関係者らに開示されるとみられるが、企業名や中国側と交渉に当たった日本人担当者3人もすべて実名で書かれており、日本でも波紋を広げそうだ。名指しされた日本企業は「会社ぐるみの買春はなかった」と否定している。
同紙によると、8月28日、企業担当者がホテル側に買春に応じるホステスを用意するよう依頼。社員285人が現地入りした9月16日、ホテル側は7カ所のナイトクラブから約300人のホステスを企業の宴会場に派遣。会場で企業の司会者は「1回800元(約1万円)で一晩なら1200元(約1万6000円)」などと社員に説明した。
【共同通信】
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