政治維新に勝てない…苦悩の自民大阪府連 参院選へ候補者選び難航+(1/2ページ)(2013.2.16 22:29

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維新に勝てない…苦悩の自民大阪府連 参院選へ候補者選び難航

2013.2.16 22:29 (1/2ページ)

 昨年12月の衆院選で政権を奪還した自民党が、橋下徹大阪市長らが率いる日本維新の会の本丸・大阪で苦境に立たされている。維新が初めて候補を擁立した平成22年5月の大阪市議補選(福島区)以降、自民は公認・推薦候補を立てた府内の選挙で維新に「1勝10敗」と大きく負け越している。維新草創期メンバーの大半はもともと自民の地方議員で、重なる支持層が維新に流れたほか、支部組織の弱体化も深刻。府連幹部らは、今夏の参院選に向けて危機感を募らせている。

反転攻勢ならず

 自民が大勝した衆院選だったが、大阪全19選挙区では、維新12議席、維新の推薦を得た公明4議席に対し、自民はわずか3議席。比例代表の得票率も、全国では自民の27・6%が維新の20・4%を大きく上回ったが、大阪府内では維新の35・9%に対し、自民は20・9%にとどまった。

 「ここで勝てば、維新の風が弱まったのに…」。今月10日、柏原市長選と同日で行われた府議補選(柏原市選挙区)。自民新人が維新新人との一騎打ちに敗れ、府連関係者ががっくりと肩を落とした。

 自民は市長選での擁立や推薦を見送り、府議補選に専念。元市議で若手の女性を立て、維新との差別化をはかるとともに、高市早苗政調会長ら党幹部も応援に投入する「国政選挙並み」の選挙戦を展開した。

 しかし、維新も橋下共同代表や幹事長の松井一郎知事らが現地に入り、政治経験のない新人を押し上げた。府議補選を反転攻勢のきっかけにしたかった自民だったが、狙いは外れた。

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