□こんな人にお奨め
・覚えた文法の知識を問題を解くのにどう使えばよいのかわからない人
・
マドンナ古文の語り口があまり合わない人
・古文の問題集の解説を見てもあまりピンとこなかった人
□分かりやすい解説
かなり古い本である。紙の質が悪く白黒印刷で網羅性もあるわけではない。マドンナ古文に比べると多少硬い文体なので人によってはやりにくく感じるかもしれない。しかし、解説の詳しさ、分かりやすさは古文の参考書の中で間違いなく最高峰の部類に入る。特に文法の知識はあるのに、偏差値60台で伸び悩んでいるような人には、文法の知識を解答に生かす方法は非常に参考になるだろう。やって損はないと強く言い切れる良書である。
□レベルに合わせて
二次にも古文があるなら上級編もやるべきだ。
センターのみで古文を使用する人は最低こちらのセンター編のみの使用でも構わない。
□具体的勉強法
解説が詳しいだけに、復習の際に何度も何度も長い解説を読む煩わしさが出る。使い方を工夫しないといけない。
① 一通り通読する。時間がない場合、問題は解かずに解説だけ読んでもかまわない。
② もう一度通読する。この際、覚えるべきところ(参考書内で黒枠に囲んでいるところ)にアンダーラインしておく←白黒印刷で目が行きにくいため。もちろん決してマーカーをひいただけで覚えた気にならないようにしないといけないが。
③ 一ヵ月後、問題をもう一回自力で解き直す。解いた後は、解説はアンダーラインしてあるところだけを見る。それでも分からないときは大まかに本文を見ても構わない。
G戦士さんは古文の日本語訳練習はどうやって行っていましたか?土屋の古文講義は取り組む際に全訳したほうがいいですか?