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群馬のホウレンソウなど、出荷停止を解除

2011年4月8日23時15分

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写真:出荷停止措置解除に備え、ホウレンソウを収穫する農家の男性=8日午後4時14分、群馬県太田市藪塚町、伊藤弘毅撮影拡大出荷停止措置解除に備え、ホウレンソウを収穫する農家の男性=8日午後4時14分、群馬県太田市藪塚町、伊藤弘毅撮影

 菅内閣は8日、食品衛生法の基準を超える放射性物質が検出され、原災法で出荷停止を指示していた群馬県産のホウレンソウとかき菜、福島県会津地方の原乳(搾ったままの牛の乳)について、指示を解除した。

 解除は、3月21日に福島など4県の葉物野菜や同県産の原乳の出荷を停止してから初めて。

 政府は今月4日、3回続けて基準を下回れば制限を解除するというルールを設定。群馬県では3月19日に採取されたホウレンソウとかき菜計3検体が基準を超えたが、今月8日までの3回の検査で基準を下回った。

 福島県の原乳は、3月18日以降の検査で、いわき市など原発に近い地域を中心に基準を超えた。しかし県西部の会津地方の1市6町では基準を超えず、その後も下回った。政府はルール設定時、都道府県単位でなく、市町村などより細かい単位で停止や解除ができると定めていた。

 8日現在、福島県全域での葉物野菜などや、茨城、栃木両県全域と千葉県の一部でホウレンソウなどが出荷を制限されている。(大谷聡)

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