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“隕石”破片回収へ潜水チーム
2月16日 18時55分

“隕石”破片回収へ潜水チーム

ロシア中部で隕石(いんせき)が爆発して破片が落下し、その衝撃で割れた窓ガラスなどでけがをした人は1100人余りに上りました。
ロシア政府は、凍った水面に大きな穴が見つかった湖に潜水チームを派遣するなど、隕石の破片の回収に当たっています。

ロシア中部のチェリャビンスク州一帯の広い範囲で、15日に隕石が強い光を発しながら爆発して、空中でばらばらになって落下しました。
チェリャビンスク州一帯では爆発による強い衝撃があり、ロシア非常事態省によりますと、およそ3700棟の建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出て、けがをした人はさらに増えて、子ども250人を含む1100人余りにのぼるということです。
現地では被害者のけがの治療のほかに、氷点下10度を下回る寒さで、壊れた窓ガラスの修理が緊急の課題となっており、ロシア政府は16日も周辺地域から現地に救援隊を向かわせました。
一方で、ロシア政府は16日、凍った水面に直径8メートルの穴が見つかったチェリャビンスク近郊の湖に潜水チームを派遣して湖底の調査を始め、隕石の破片の回収に当たっています。
チェリャビンスク州では、湖を含めて少なくとも4か所で隕石の破片が落ちたとみられる痕跡が見つかっており、ロシア政府は専門家を派遣して詳しく調べることにしています。

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