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東北・関東 住宅除染はまだ約2割2月17日 4時53分
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国の費用負担で各自治体が除染を行う地域に指定された東北や関東の市町村で、昨年末時点で住宅の除染が終わったのはおよそ2割にとどまっていることが環境省の調査で分かり、各地で住宅の除染が十分に進んでいない状況が改めて浮き彫りになりました。
環境省は、国の費用負担で市町村が除染を行う、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、それに、千葉の合わせて58の市町村について、昨年末時点の除染の進捗(しんちょく)状況を調べました。
その結果、住宅の除染については、予定されている10万3713戸のうち、すでに終わっているのは2万3762戸で、全体の23%にとどまっていることが分かりました。
環境省は主な原因について除染の対象となる住宅が増えたことや、除染対象の住宅の数が多く、除染方法を巡って住民から合意を得るのに時間がかかっていることなどを挙げていて、住宅の除染が十分に進んでいない状況が改めて浮き彫りになりました。
また、住宅以外の除染については▽学校や保育園などの教育施設は全体の85%、▽道路や公園はいずれも58%で、作業が終わっているということです。
環境省は「自治体との連携を強め、対象となっている住宅の除染を急ぎたい」としています。
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