無題
- 「…というわけで、ついに捕らえたぞベタホワイト!」
「どういうわけですか!?」
などと悠長に突っ込んでる場合じゃありませんでした
私は彩色戦隊ベタレンジャーの白担当、ベタホワイト
警備上の理由で本名は明かせませんけど、みんなからはシロちゃんって呼ばれてます
桃色じゃないところがミソですよ
何を隠そう私のエネルギー源は、このハートを真っ白に焼き尽くす愛の力なんですからね
そして今、愛しの旦那さまが私の目の前に!
もう心臓バクバクです
「お前を私に従属させ基地の情報を吐かせれば…ベタレンジャーは滅ぼしたも同然よ!」
ああカワイイなぁもう!
敵の前で今後の予定をベラベラ喋っちゃうなんて
そんなうっかりさんなところもひっくるめて大好きですよ、地獄博士(仮)さん
正式名称も決まってないうちに出て来ちゃう行動力も素敵です
現幹部の出番まだ6話ほど残ってますけど
「さあ、覚悟はいいかね?お嬢さん…」
「覚悟?」
「そう、正義を捨てて私の忠実な奴隷となる覚悟だよ。」
「わ、私をどうするつもりですか!?」
うあー緊張して舌が回らない!
既にあなたの恋の奴隷である私をこれ以上どうするんですか!?
見かけによらない超絶テクニックで体の芯まで虜にするつもりですか!?
ジュルリ
あら、失礼
- 「くくく、このアクセサリーを身につけてもらうのだよ。」
「わあ、かわいいチョーカー。」
「首輪だよ!つければ精神を支配され、私の命令に対してイエスとしか答えられなくなる洗脳装置だぞ!凄いだろう!フハハハハハ!」
「なんて…」
なんて素敵な大人のおもちゃなの!
このほとばしる愛が限界を超えてさらに燃え上がるなんて!
思わず私も感嘆符が多くなっちゃいます!
でもこの拘束のしかただと首輪は付けにくいですね!
ちょっと首を浮かせて…と
「ふむ、観念したか?なかなか潔いではないか、気に入ったぞ。それカチッとな…」
「あ…くぅ…」
うぁ…
こ、これは予想以上に…
あぅ…体が…痺れて…あうぅ…
うああ、声が!声がぁぁぁ!
頭の中で声がするよぉぉぉ!
ああああああああっ!
すごい!これすごい!
盗聴器なんかよりずっといいぃ!!!
「うあぁぁああぁあああん!」
「気に入ってもらえたかね?」
「…ス…」
「んん!?聞こえんなあ!もっと大きな声で言ってみろ。」
「イエス、マスター」
- はふぅ
気持ちよかったぁ
…で、洗脳はまだですか?
「よしよし、無事成功したようだな。」
「イエス、マスター」
いや、してませんってば!
なんか体の自由だけ利かないし
何とかしてこのことを伝えないと…
このまま調子に乗っていたら彼は赤っ恥まちがいなし
将来の妻としては見過ごせません!
ええと…とりあえず、かろうじて動かせるまぶたを使って
「…ッ!…ッ!」
「ん、なんだ?」
とどいて私のモールス信号!
せ・ん・の・う・で・き・て・ま…あっ間違えた!
待って待って今のなし!
ああ、首も動かない!
きゃー!きゃー!
「フン、まだ精神が完全に屈服していないのか…」
通じた…?
やったぁ、これも愛の力ですね!
相思相愛ってステキ
きゃはっ
「…その強がりがいつまで持つか、見ものだな。」
「……」
「ついてこい。私の部屋でたっぷり拷問してやろう!ククククク…」
「イエス、マスター」
わーい、お部屋に招待されちゃいました
私達の愛の巣はどんなお部屋かしら〜
…ぐは
さすが男性の一人暮らしですねえ
珍しいもの見せてもらいました
- 「ここで、これから自分が何をされるか、わかるかね?」
「イエス、マスター」
そのえっちぃ表情から言って、私の期待通りと見てよさそうですね
大丈夫、こんなこともあろうかとスーツの下は常に勝負下着です!
ただ、周りにゴミが散乱してるのはちょっと…
ほらあそこ、なんか動いてますよ
「そうか、わかるか!ははは、大人しそうな見た目の割に随分と乱れているのだな?」
「……」
「聞けば、捕らえたときは一人で仲間達から離れて行動していたというではないか。よもや最初からこうなることを期待していたのではあるまいな?」
すごい!大正解!まさに以心伝心!
私たちきっと理想のおしどり夫婦になれますねっ!
諦めなくて本当に良かった…この世に許されない恋なんてないんだ!
邪魔な女幹部はバイク事故に見せかけて始末しておきましたから、これからは夫婦水入らずですよ!
…でも、お願いですから、その前に掃除しましょう?
さすがに黒くて硬い生き物と川の字になるのは願い下げです
「だが、ただ犯したくらいではお前の心は折れまい…?」
「……」
「そこで…更なる屈辱を与えてやる。まずはこの部屋を掃除しろ。私に汚され、支配されるための場を自らの手で整えるのだ!」
「イエス、マスター」
ああ良かった!
それじゃあパパッと終わらせちゃいますから、外で待っててください
散乱した本とCDを片付けて、はたきをかけて…掃除機ガー…仕上げに水拭き…できたっ!
あ、ついでにシャワーも浴びてきちゃいますねー
…それとベッドの下の雑誌は燃やしておきましたから!
まったくもう、今度からは基地だけじゃなくて部屋の中にもカメラ仕掛けなきゃ
あはは…あー震えてきた
- 「どれ、見せてみろ」
「イエス、マスター」
「ふふ、いい子だ。その美しい肌にたっぷりと屈辱を刻んでやる…コトがすむ頃にはそれすらも悦びに変わっているだろうがな!」
はだか見られちゃった…
でも、これからあんな事やこんな事もするんです
この程度で恥ずかしがって…
恥ずかしがって…
うぅぅ…やっぱり恥ずかしい
「ん?なんだ、もう濡れているではないか。そんな指示は出していないが?」
「……」
「肌もこんなに上気させて…もしかすると、お前は私に抱かれるのが嬉しいのかな?」
う、嬉しぃ…です…
ポッ
はぁ…こ、言葉攻めって…はぁ、はぁ…すごく…興奮しますね…
私…マゾだったんでしょうか…?
わ、わんわん!わんわん!
ほら見て旦那さま、顔だけメス犬のポーズ
わんっ…わんっ…わぉぉん…は、はなぢ出そう…
「ははは、随分と首輪が効いているようだな!そろそろ止めを刺してやるとしようか…股を開け。」
「イエス、マスター」
「ようし、ではそのまま私の上にまたがれ。そして、自ら受け入れるがいい。お前の永遠の主を…」
「イエス、マスター」
ふえぇ…処女の女の子捕まえて騎乗位を強要するなんてぇ…
でもでもっ!
そんな強引なところもステキで痛ァッ!?
あ、あっ…これ…ちょっと…真剣に辛いかも…
痛いよぉ…う、動かさないでぇぇ
「痛いか!苦しいか!ならば私に忠誠を誓え!そうすればお前の体に命じてやろう。痛みを忘れろ、とな…」
「イエス、マスター」
「誓うのだな?もはや人間には戻れんぞ?…よし、契約の証として新たな名を与える。今日からお前の名前はシロだ!メス犬にふさわしい名だろう?フハハハハハ!」
- えぅ…ジンジンする…
痛…あれ?
急に痛くなくなってきました
いえ、むしろ…これは…
「ハァッ…フゥ…」
「痛みだけを麻痺させた。どうだ?もう既に快感が襲ってきているのではないかな?」
「フ…ッ…ァァァァァ…」
「なにも我慢することなどない。欲望を解き放て!好きなように感じて泣き叫ぶがいい!はーっはっはっは!」
「イエ…ス…マス…タ…ううぁああああああ!いいっ!気持ちいいっ!」
さすが私の旦那さま!
初夜から気持ちよくしてくれるなんて最高です!
抱かれてるだけでも幸せなのに、こんなに気持ちよくしてくれるなんて!
旦那さま!旦那さまぁ!旦那さまは最高の男性ですっ!
一生ついていきますぅぅぅ!
「気持ちいい…すごく気持ちいいです!腰が勝手に動いちゃいますぅ!」
「ハハハそうかそうか!好きなだけ楽しむといい。快楽に溺れた分だけ心の支配は強まるがな!」
いやだから精神の方には全然影響がないんですってば!
でも気持ちいい!
旦那さまも気持ちよくしてあげます!
お腹の中のザラザラした所で、いっぱいこすってあげますっ!
あふぁぁぁ…きぃ、きもち…いいですか?
ねえ、きもちぃれすかぁぁぁ!?
わたしはきもちぃよくて死んじゃいそうれすぅ…
「あ゛っ…ひぃぃ…もう…ダメ…来ちゃいます…あたま…真っ白に…あぁあああああ!」
「ぐっ…な、なんだ、もうイッたのか?だらしのないメス犬め!。」
- はひぃ、ごめ…なさ…
ごめんなさいぃ…
でも、ダメなんです!
きもちよくて!
すぐにトんじゃうんですぅ!
こしふるのとまらないよぉぉぉ!
グリグリまわしながらおまたパンパンすると…っ!
お、おくまでズンズンとどくのぉ…
「ううっ!こ、この!」
「ひゅー…ひゅー…ぎッ?きひぃっ!?」
「がっつきおって、この淫乱めが!子宮口を直接責めてくれるわ!」
あぎゃっ!?
がああああっ!?
しゅごいのぉ!
これ!これ!しゅごしゅぎるぅぅ!
あかちゃんぶくろトケちゃうぅぅ!!!
「うひぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「出すぞ!受け取れ!私の精を受けいれろ!」
…?
…あー?
でちゃったぁ
ドクドクって…
おなかのなかにでちゃった…
えへへへっ、女の幸せゲットです
「…好き…」
「ふぅ、腰が…ん?」
「好きです、だんなさま…ずっと…ずっと、みてました…」
「…なんだと?」
「んぅ〜…」
ぎゅってしちゃいます
あったかい
「妙だな、そんな精神操作はしていないのだが。」
- 後日
「これだけ効果があれば、現段階でも十分実践投入できる。フハハハハハ!楽しみにしておくがいいシロよ!お前の仲間達もすぐに我が配下としてくれるわ!」
「……」
なんですって?
冗談じゃありません!
私と旦那さまのエンゲージリングを薄利多売?
他の四人+3クール目から配属予定の六人目にも与えるですって!?
ふざけんじゃないわよ!
色とバイザーしか違わない低予算コンパチヒーローの分際で!
「だが、その前に…だ。面白い余興を思いついたぞ。シロ、この戦闘服を着て昔の仲間に顔を見せてやれ。」
「イエス、マスター」
うわ、エロッ!
こんないかにも食い込みそうな衣装で戦ったらポロリしちゃいますよぅ
だいたい真昼間の街中でハイレグなんて痴女みたいじゃないですか
しかも股間にディルドーついてるし
「私によく尽くす褒美だ。従来の能力に加えて、胎内に溜めた私の精液をお前の力に変換するブースト機構を備えている。淫乱にはぴったりの武具だろう?」
「イエス、マスター」
あ、それは確かに私にぴったり
さすが旦那さま、私の事ちゃんとわかってくれてます
お腹いっぱい頂いた純白の愛で、クソ憎たらしいドロボウ猫を駆除しろってことですね!
フハハハハハハ!覚悟なさいベタレンジャー!
私の旦那さまをたぶらかした罪は死をもって償ってもらうわ!
「さあ行けい、魔狼戦士シロよ!なんなら倒してしまってもかまわんぞ!」
「イエス、マスター」
でも、いい加減気づいてください
もっとあなたの事が知りたい
もっと私のことを知って欲しい
あなたとちゃんとお話がしたいんです
ねえ、旦那さま
こんな首輪が無くたって、私の心はあなたの物ですからね
…よし、らぶらぶパワー満タン!
がんばるぞーっ