トップページ国際ニュース一覧約1センチの物体 隕石の破片か調査へ
ニュース詳細

約1センチの物体 隕石の破片か調査へ
2月17日 5時59分

約1センチの物体 隕石の破片か調査へ
K10055725311_1302170724_1302170734.mp4

ロシア中部で、隕石が爆発して破片が落下し、その衝撃で割れた窓ガラスなどで1100人余りがけがをし、被害を受けた建物もその後の調べでおよそ4500棟に上っています。
ロシア内務省は、破片が落下したとみられる湖の周辺で直径1センチほどの物体を複数、採取したことを明らかにし、隕石の破片かどうか調べることにしています。

チェリャビンスク州一帯では、15日、隕石が爆発して落下した際に強い衝撃があり、ロシア非常事態省によりますと、およそ4500棟の建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出て、子ども250人を含む1100人余りがけがをしたということです。
現地では、氷点下10度を下回る寒さのなか、住民たちが窓に段ボールやシートを張ってしのいでいて、割れた窓ガラスの修理が緊急の課題となっており、ロシア政府では、救援隊を増やして、被害者の支援や復旧活動を急いでいます。一方、ロシア政府は、16日、隕石の破片の回収に乗り出し、凍った水面に直径8メートルの穴が見つかった、チェリャビンスク近郊の湖に潜水チームを派遣して調査を行いました。
その結果、水中が濁っていたため、湖の底からは何も見つけることはできませんでしたが、内務省によりますと、湖の周辺で直径1センチほどの物体を複数、採取したということです。
今後、これらの物体を研究機関に持ち込むなどして、隕石の破片かどうか調べることにしています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ