岩村健在　代打でヒット！

　７年ぶりに古巣に戻ってきたヤクルト・岩村明憲内野手（３４）が韓国・起亜との初の対外試合で、代打として途中出場。５回１死二塁の好機に左前打でつなぐと、走者としては、浅めの中前打で二塁から激走し生還するなど、健在ぶりをアピールした。

　このキャンプでは池山打撃コーチ、若松臨時コーチと、岩村の前に背番号１を背負っていた元祖ミスタースワローズたちが、岩村の再生に力を貸している。池山コーチは「岩村の中には、結果を求めて焦ってタイミングを崩してしまうもう一人の自分がいる。それを無くしていこうと取り組んでいる。今日は体が流れずいい見送り方もできていた。まだ５０％くらいだけど前に進んでいる」と話した。

　この日は代打の後、指名打者として計３打席入ったが、１７日のＤｅＮＡ戦では三塁手としてスタメン出場する。岩村は「戦力外を経験し、ダメならクビって分かってる。一日一日、悔いの無いようにやっていくしかない」と、自らに言い聞かせた。　（竹村和佳子）