日銀総裁:円安は世界経済のリスク回避姿勢の後退を反映-記者団に
2月15日(ブルームバーグ):日本銀行の白川方明総裁は15日午後、為替相場での円安進行の背景について「グローバルなリスク回避姿勢の後退が大きいと思う」との認識を示した。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪問中のモスクワで記者団に対し話した。
総裁は「昨年の7月くらいが振り返ると悪い時期だった」とした上で、欧州での政府債務危機などに対する取り組みが進ちょくしたことや、米国でいわゆる「財政の崖」が回避されたことによって「安全通貨であった円に対する需要が減って、その分、円安に向かったということだと思う」と述べた。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 藤岡 徹 tfujioka1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net;Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net
更新日時: 2013/02/15 20:11 JSTニュース一覧
注目のセクション