(左から)カータン、初代おねえさんの渡辺直子、しんぺいちゃん【拡大】
♪ズンズンズンズンズンズンズンズン ピンポンパポン がんばらなくちゃ がんばらなくちゃ がんばらなくちゃ-
ピンポンパン体操にカッパのカータン、しんぺいちゃん(俳優で声優の坂本新平さん、1996年に他界)、おねえさんに体操のおにいさん。懐かしい映像の数々が、初めて商品化される。
同番組は1966年10月から82年3月まで15年半にわたり、フジの朝帯で放送された。進行役のおねえさんは、初代の渡辺直子さん(67)に始まり、現在もタレントとして活躍する酒井ゆきえ(58)、大野かおり(現・香菜=54)ら時代、時代の同局若手女子アナが抜てきされ、女子アナ番組の走りとなった。
フジテレビの倉庫に眠る大量のアーカイブ映像を当時の番組制作ディレクターが監修。それぞれの時代ごとに分けて歴代おねえさんが登場し、ヒットメドレーを映像でつづる。
なかでも当時の子供なら誰もが聴いたことのある「ピンポンパン体操」は、涙ものの懐かしさ。作詞・阿久悠さん、作曲・小林亜星さんの豪華コンビによって誕生し、260万枚を売り上げて、72年の日本レコード大賞童謡賞を受賞した。
ほかにも、劇団いろは所属の子役たちで結成されたビッグ・マンモスや、実はSNH48の宮澤佐江(22)の父親だった3代目おにいさん(79~82年)、宮澤芳春さんも登場する。また、歴代おねえさん5人全員が集合する82年3月31日の最終回も収録されている。
初代おねえさんの渡辺さんは「かつて子供だったみなさんの記憶の最初の1ページに、ピンポンパンが幸せな風景として刻まれていますように…」とメッセージ。3代目の酒井も「何十年も前の自分に会えるので、うれしいような恥ずかしいような…驚いています」とのコメントを寄せた。
40~50代にとって、童心に帰れる「ピンポンパン」のDVD化は話題を呼びそうだ。
(紙面から)