国家公務員の給与明細公開!
以前、経産省のキャリアの方が給与明細を公開していらっしゃいました。
そこで、ここではいわゆる「ノンキャリ」の、2012年4月の給与を公開します。
※かなりの反響があったので補足します。 1.ボーナスを入れたら充分に高いのでは? ボーナスは年間3.51カ月分(民間平均は3.95カ月分)であり、高くありません。 2.公務員住宅に住めるなら充分ではないか? 平成23年12月以降、原則として、国家公務員は公務員住宅を使えません。 3.残業手当がちゃんとつくなら充分では? サービス残業が多いです。例えば月100時間残業した場合、おおよそ70時間くらいはサービス残業となります(筆者や周囲の職員の事例)。 4.地方ではもっと低い。 公務員給与についても、地方では「地域手当」が充当されません。 5.身分保障があるから良いのでは? 「身分保障」とはどういう意味でしょう? 普通に降格・分限免職があります。旧社会保険庁などはいい例です。 6.退職手当が民間より多いのでは? 民間並とするよう、人事院から勧告されています。 7.それでもウチより高い! 公務員組織の多くは、1000人以上規模の「大企業」です。大学生人気就職先の1〜2位であり、入るための試験も相応に難しいです。そのまま比較はできません。 8.手当含めて福利厚生の情報がない。 全ての手当を書いています。福利厚生については、年間1,000円分の薬をもらうことができます。 9.赤字を出している日本でボーナスをもらえるだけマシ。 赤字を出しているのは立法府(政治家)であり、一般職の公務員ではありません。また、赤字の原因は民間からの法人税が少ないことが主要因です。加えて、公務員のいわゆる「ボーナス」は、法的に、政府の財政状況に基づいて算出されるものではありません。 10.東京でも、10年目で手取り23万あれば充分だろ。 転職をおすすめします。 |
1.大卒・国家U種・約10年目・係長・東京で勤務の例
収入分
俸給支給額 | 230,944 |
地域手当 | 41,570 |
住居手当 | 27,000 |
支給総額 | 299,514 |
※通勤手当、超過勤務手当は人によって大きく差がつくため、除いています。
支出分
短期掛金 | 14,252 |
長期掛金 | 26,965 |
被課税金額 | 258,297 |
所得税 | 6,710 |
住民税 | 20,300 |
控除額計 | 68,227 |
というわけで……手取り 231,287円 です!
10年目の係長で給与30万いかないとか、私の知る限りの友達で(&東京勤務で)そんな安月給のやついませんw
大学時代のバイトの方が、時給がかなりいいです(
´ ▽ ` )
2.専門学校卒・国家V種・4年目・係員・東京で勤務の例
収入分
俸給支給額 | 161,415 |
地域手当 | 29,055 |
住居手当 | 27,000 |
支給総額 | 217,470 |
※通勤手当、超過勤務手当は人によって大きく差がつくため、除いています。
支出分
短期掛金 | 10,899 |
長期掛金 | 20,620 |
被課税金額 | 204,666 |
所得税 | 4,830 |
住民税 | 10,800 |
控除額計 | 47,149 |
というわけで……手取り 170,321円 です!
やっす……。