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  明日への導 作者:散葉
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00 Prologue
これから貴方にお話しするのは、とある少女と海賊達の物語です。

時は二度目の大航海時代……え?何故二度目かって?

それはですね。この世界は一度滅びたから、です。

滅びた理由、ですか?

まあ、簡単にいうと人間が自然の摂理に逆らったからですかね。

強大すぎる力は破壊しか生まないんですよ?

はい?くわしく話せって?……わがままですね、貴方。

原因はとある国の研究者が作り出した兵器です。

それは植物や動物、建物には一切の影響を与えないもので人間にしか効果はありません。

そんなものを保持していたら、どうなると思います?

世界を支配する事だって可能になるでしょう。

だから、その兵器を求めて多くの戦争が起こり、多くの血が流れました。

そして、世界は滅びたのです。

僅かに残った人々はその時に気が付きました。

「自分たちは驕っていたのだ」と。

まあ、気が付いた時にはもう手遅れだったんですけどね。

滅びた世界はもう一度歴史を紡いでいきます。

そうして、世界は再び大航海時代を迎えているのです。

満足しましたか?

ああ、そうそう。

滅びた、といってもかの文明が築いた文化や建造物はまだ残っています。

それらは“遺跡”と呼ばれています。

こんな所ですかね。

では、そろそろ物語を始めましょう。

物語の始まりはディルガ帝国の南方、港町エリアのちょっと外れた裏通り。


それでは、また機会があったらお会いしましょう。


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