米国・カリフォルニアで警察官など3人が、元ロス市警警察官のクリストファー・ドーナー容疑者(33)に殺害されたとみられる事件で、逃亡を続ける容疑者にロス市警は、破格となる100万ドル(約9400万円)の懸賞金を設定。俳優のチャーリー・シーン(47)が、出頭を呼びかけるハリウッド映画さながらの逃亡劇になっている。
事件が起きたのは今月3日。州内の駐車場でロス市警元警部の娘とその婚約者の射殺体が見つかった。殺人容疑で指名手配されたのは、元ロス市警の警察官で5年前に上司を告発したが、逆に虚偽告発を理由に解雇されていたドーナー容疑者だった。
ドーナー容疑者はネット上に25ページにも及ぶ犯行声明を出し、「勤務中だろうと非番だろうとロス市警の制服を見たら攻撃を仕掛ける」「私の無実が証明されれば、攻撃はやめる」と市警への恨み節を書き連ねていた。
ドーナー容疑者は市警のほかに海軍にも所属し、戦闘スキルが高く、逃亡中の7日には警官との銃撃戦で、警察官計3人を銃撃し、うち1人を死亡させた。
市警は過去最高額となる100万ドルの懸賞金を出したほか、非公式で無人偵察機による空からの探索も進めていることが判明した。
さらに事件はハリウッドにも飛び火。ドーナー容疑者が犯行声明で、好きなハリウッドスターの名前を挙げたことで、名指しされたチャーリーが「僕に電話をしてくれ。君と話がしたい」と呼びかければ、10日にロスで行われたグラミー賞授賞式は襲撃を警戒し、物々しい警備態勢の中での開催となった。
逃亡犯を追うバウンティーハンター(賞金稼ぎ)で、FRA連邦捜査官の荒木秀一氏は「仲間が殺されたコップキラー(警官殺し)の懸賞金は、高くなる傾向にあるが、20万ドル(約1900万円)でも高い部類で、100万ドルは異例。当局も気合が入っている証拠」と指摘する。
一方で全米の話題を独占する大捕り物劇となっていることには苦笑い。
「米国の事件は、逃亡犯も警察側も映画のヒーロー気分で、メディアに注目されたい願望が出るので劇場型になりやすい。数百人のバウンティーハンターが血眼になって追っているのでは」(荒木氏)。すぐにでも映画化されそうだ。
現在 ホールを席巻中の「ぱちんこCR北斗の拳5 覇者」。 16R大当たりの出玉“2400”発という破壊力を体感するために、台の情報を伝承せよ!©武論尊・原哲夫/NSP 1983,版権許諾証YAK-105 ©Sammy
「本屋大賞」「CDショップ大賞」などプロが選ぶ賞が注目を浴びる中、アイドルDVDにもついに賞が誕生。アイドルDVDのプロたちが売り上げやアイドルの性格、さらにイベントの様子などから2012年最もDVDで輝いたMVPアイドルを選んだ。