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　ノアのＧＨＣタッグベルトを盗んだ矢野通（３４＝新日本プロレス）が、居直り発言を連発。堂々と流用予告を放った。

　矢野は飯塚高史とともに９日のノア後楽園大会に乗り込み、マイバッハ谷口と結託。ＧＨＣヘビー、同タッグの計３本のベルトを盗んだ。

　これを受けノアは３月１０日横浜大会でタッグ王者・丸藤正道、杉浦貴組の挑戦者に矢野組を指名。マイバッハも同大会でヘビー級王者・ＫＥＮＴＡへの挑戦が決まった。

　マイバッハは１０日の清水大会でＫＥＮＴＡにベルトを奪回されたが、矢野は依然２本のベルトを保持。そのまま、のうのうと新日プロのシリーズに参戦している。それどころかＩＷＧＰ王座も２度の窃盗前科がある矢野は「俺を呼んだ時点で覚悟しとけよ、そのくらい。杉浦（後楽園大会を欠場）もいねえし『盗んでください』って言ってるようなもの。危機管理も自己管理もなってねえ。沈没しそうな船から大海原に出してやったんだ。ベルトも喜んでるよ」と開き直り、ノアを糾弾した。この男の辞書に罪悪感の三文字はない。

　ベルトを保持していることで自身を王者組と主張した火事場泥棒・矢野は「ノアで『防衛戦』やってやるだけありがたいと思え。お前ら、タッグは何チームあるの？　盛り上げてやってんだから、感謝状くらい寄こせ」と言いたい放題だ。

「次に挑戦したいヤツらは、今から俺に言ってこい。団体は問わないぞ。せっかくだから名前も変えちまうか」と私物化を宣言。

　オフ期間には矢野が経営する水道橋のバー「エーブリエタース」での展示を検討しており、ノア関係者は入店禁止となる見込みだ。