ＪＲ小倉駅（北九州市小倉北区）の名称変更を検討する「北九州市の駅名を考える会」が１２日に設立される。北九州青年会議所（ＪＣ）や北九州青年経営者会議が中心となり、年内にも結論をまとめる方針。１０日に迎える市制５０周年を機に、駅名変更で更に市の知名度アップを目指す。

　会には、北九州商工会議所や市社会福祉協議会など十数団体も参加予定。既に「北九州市駅」などに変更する声が上がっているほか、経済界からは「北九州駅」という意見も出ている。会では、市民には駅名変更の是非を、市外の人たちには北九州市の知名度などを問うアンケートを実施していく予定。

　代表発起人の一人、北九州青年会議所の小田剛・前理事長（３７）は「小倉駅の名を変えることで知名度や都市ブランドを向上させ、市民の一体感を生み出したい」と話す。

　ＪＲ小倉駅の年間乗降客数は、ＪＲ西日本の山陽新幹線の駅が約７２０万人、ＪＲ九州の在来線の駅が約２６００万人に上る。【仙石恭】