北朝鮮の3回目の核実験を受け、中国で反北朝鮮世論が高まる中、北朝鮮の政権と中国の生ぬるい対応を批判する「北韓喪歌(北朝鮮葬送歌)」という歌の動画が15日、インターネット上で広まった。
歌詞は「金家の3番目のデブの威風に東北3省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)は震え上がった」と金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を皮肉っているほか「平壌は無頼にほえているのに、北京の兄貴は慰めるのに忙しい」「北朝鮮は核爆発が安全で汚染もないと言っている」「凶悪な独裁が平和を踏みにじっている」「自由の春ははるか遠い」などという内容だ。
動画の背景には映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の1シーンに金正恩第1書記の顔を合成したものや、やせ細った北朝鮮の子どもが手で食事する写真、洪水で屋根に登っている北朝鮮住民の写真、相撲力士に金正恩第1書記の顔を合成した写真などが登場する。歌詞は「西諾」という人物が文化大革命期の中国映画『英雄児女』の主題歌『英雄賛歌』を替え歌にしたもので、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで人気を集めている。