阪神が“野球漬けキャンプ”を送っている。2003年に沖縄・宜野座にキャンプ地を移して11年目。宿舎横に室内練習場も完成するなど環境整備も着々と進み、球団首脳も鼻高々だ。しかし、この環境をめぐる発言が思わぬ火種となってしまった。ライバル球団の幹部が「阪神だけには負けるな」と厳命する事態に発展しているのだ。
練習休日となった12日も読谷村の宿舎に隣接した室内練習場には若虎たちの打球音が響いた。和田監督も「施設に恵まれていて、いつでも打てる」と目を細める。
そんな中「環境」に端を発した遺恨が勃発した。きっかけは7日に中村勝広GM(63)がヤクルトとDeNAの練習を視察した際「施設、環境面を見てタイガースがやっぱり恵まれていると思った」と口にしたことだった。
これが両球団の逆鱗に触れてしまったという。ある球界関係者は「両チームともに怒っているよ。視察に来るから施設も練習も見せて飲み物や食事も用意した。それなのに“ウチは恵まれてる”。両チームの施設が恵まれていないってことでしょ? そりゃ愉快ではない」と打ち明ける。
客観的に見れば阪神のキャンプ地の充実ぶりは誰もが認めるところ。4900平方メートルの宜野座球場横の室内練習場「宜野座ドーム」は内野の連係プレーと投手陣の走り込みを同時に行うことができる12球団屈指の施設だ。さらに、今季からは宿舎横にも室内練習場が完成し、早朝や夜間、休日といつでも打ち込むことができる。
それに中村GMも両球団の施設を批判したつもりは毛頭もない。“環境面で恵まれているんだから負けた時の言い訳はできないぞ!”“しっかり練習しろよ!”――。真意は虎ナインに対する叱咤激励だったはずだ。
ところが、ヤクルトとDeNAでは「フロントが『あんなことを言う阪神だけには負けるな』というムードになっている」と“阪神憎し”の思いが充満しているというのだ。大型補強で最下位脱出を狙うDeNA。堅実な戦いぶりでAクラスをキープしているヤクルト。ともに3年ぶりのAクラス復帰が最低ノルマとなる和田阪神にとっては鍵になる相手だ。身に覚えがない怒りとはいえ、厄介な因縁を抱えてしまった。
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