3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの代表合宿が15日、宮崎市内でスタートした。エース・田中将大投手(楽天)は初日からブルペン入り。主将の阿部慎之助(巨人)を座らせてすべての持ち球を試投した。正妻とも配球の確認を行うなど、心身ともにすっかり“本番モード”のマー君。だが、その一方で代名詞とも言えるスライダーに問題を抱えていることが判明した――。
「気持ちが高まるのはメンバーと顔を合わせてからですかね」。合宿直前に話していた言葉通り、沖縄・久米島のブルペンからさらにギアチェンジしたマー君がそこにはいた。 固めに整備されたメジャー仕様のマウンドに立った侍エースは炭谷(西武)を相手に投球開始。遠慮がちにコースを指定しながら、直球、ツーシーム、スライダー、スプリットと全球種を投げ込んだ。
構えたミットはほぼ動かない。抜群の制球力には首脳陣、報道陣ら関係者からため息が漏れるほど。マー君自身も「今年ブルペンに入ったなかで一番まとまっていた。コースを思ったところに投げられました」と納得の表情だ。
その時だった。炭谷にこんな声が掛けられた。「代わって」。声の主は阿部だ。「お願いします」。さらに恐縮した田中のあいさつで始まった正バッテリーでの初ブルペンは19球。投球後には決め球やカウント球などの球種の優先順位を確認した。「違うチームなので球質を見ていただけました」。伝家の宝刀・スプリットなどを正妻に披露することもでき、大満足のうちに“セッション”を終えた。
とはいえ、まだまだ課題もある。「一番気をつけないといけないのはスライダー。コントロールしづらいんです」(田中)。普段はカウント球や決め球にも使っている球種だが、滑ると言われるWBC公式球でのスライダーには自主トレの時期から苦戦していたという。自主トレ中、キャッチボールのパートナーを務めた青山(楽天)はこんな話をする。「わかっていても滑るから、スライダーは投げにくいのかも。その代わり、落ちる球は日本の球(統一球)よりよく落ちる印象でした」
スプリットのキレは増すとはいえ、スライダーの失投が多くなるのは投球の組み立てにも大きく影響する問題。今キャンプ中に克服するのか、いっそのこと封印するのか。16日に行われる広島との練習試合の結果次第では、取捨選択を迫られることになりそうだ。
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