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石橋女流四段の対局再延期に

石橋女流四段の対局再延期について説明する谷川会長

 日本将棋連盟は16日、東京・渋谷区の将棋会館で会見を行い、17日に延期されていた大和証券杯女流最強戦2回戦の日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属・石橋女流四段(32、LPSA代表理事)と連盟所属の中村真梨花女流二段(25)の対局を、24日に再延期すると発表した。1月に他の棋戦契約を一方的に解除し、対局を放棄をした石橋女流四段の行為について、LPSA側に謝罪を求めるための措置と説明している。

 一連の騒動は先月29日に勃発した。LPSAは、独自に認定した新人女流プロを、棋戦「マイナビ女子オープン」(連盟、LPSA、株式会社マイナビが共同主催)にプロとして出場させるよう連盟側に求めたものの折り合わなかった。その後、マイナビが来期の主催を連盟との2者にすると通知したため、LPSAは同棋戦の今期契約を途中解除。代表理事である石橋女流四段が、翌日の同棋戦準決勝・里見香奈女流四冠(20)戦を放棄する騒動に発展した。

 連盟は、事態を受けて今月3日の石橋―中村戦を17日に延期。石橋女流四段らLPSA側と2度にわたって会合の場を持ってきたが、収束しなかったため、再延期に踏み切った。再々延期は日程の問題から不可能なため、連盟側は来週にもLPSA側と最後の会合を持つ予定だ。

 会見した連盟の谷川浩司会長(50)は「対局を2度も延期するのは今までなかったこと。苦い決断でした」としながら「私は会長という立場ですが、棋士でもあります。棋士にとって対局は命と同じこと。石橋女流四段には、棋士の心をどのようにお考えですかとお聞きしたい」と話した。

 17日は再延期された対局の代わりに、午後8時から長谷川優貴女流二段(17)―室谷由紀女流初段(19)のエキシビジョンマッチが行われる。

 LPSAは2007年、待遇改善などを求めた一部の女流棋士が連盟から分離独立する形で設立された。

(2013年2月16日17時24分  スポーツ報知)

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