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爆発の威力は広島型原爆の30倍以上
2月16日 15時16分

爆発の威力は広島型原爆の30倍以上

ロシア中部に落下した隕石とみられる物体に関連して、NASA=アメリカ航空宇宙局は、小惑星が上空20キロ前後で爆発し、その威力は広島型の原爆の30倍以上に上るとみられることを明らかにしました。

これは、NASAが15日夜に明らかにしたもので、観測データをさらに解析した結果、大気圏に突入した小惑星は直径がおよそ17メートル、重さがおよそ1万トンと当初の推定よりも大きく、上空20キロ前後のところで爆発したとみられるということです。
爆発の威力は、広島型の原爆の30倍以上に相当するおよそ500キロトンで、その爆風と衝撃波によって地上の建物の窓が割れたり扉が吹き飛ばされたりといった被害につながったとみられています。
また、小惑星は火星と木星の間にある無数の小惑星がある領域、いわゆる「小惑星帯」にあったとみられていますが、NASAでは「100年に1度という極めてまれな事態だ」だと説明しています。

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