BitTorrent's SoShare filesharing launches in beta, lets you send up to 1TB for free

無料で1TBまでのファイルをアップロード・共有できるとうたうサービス SoShare がパブリックベータテストを開始しました。SoShare は一度に合計1TBまでのファイルをアップロードでき、メールで特定の相手にリンクを送ったり、公開リンクで一般に共有できるサービス。

一度アップロードしたファイル(群)はクラウドに30日間ホストされるほか、送信者が任意に共有中止も選択できます。送信側にのみ必要な登録は無料。受信側はアカウントを作成することなく利用できます。

想定する用途はクリエイティブ系など、容量が大きすぎてメール添付やクラウドストレージ同期では送りづらいファイルを仕事相手に送信したり一時共有したいときなど。
SoShare を運営するのは、言わずと知れたファイル共有プロトコル BitTorrent の企業 BitTorrent (社)。SoShare は約一年ほど前のアルファ段階では、単に " Share " と呼ばれるアプリを使う仕組みでした。 (当時の解説記事:P2P と クラウドを統合したファイル共有アプリ Share 公開)。


SoShare もファイルの転送には BitTorrent を使っています。このため送る側のアップロードやファイル管理、もらう側の共有ファイル一覧・ダウンロードには SoShare のウェブインターフェースを使うものの、実際のアップロード・ダウンロードには SoShare の「プラグイン」 (クライアント)をインストールする必要があります


実際の使い方の流れは、

送信側はまず SoShare.it でメールアドレスを登録してアカウント作成、プラグインをインストール、共有ファイルを選択してアップロード開始、送る相手が決まっていれば相手のメールアドレスとコメントを入力して案内を送信、不特定なら公開リンクをコピーして好きなところに貼り付け。

ファイルのアップロードと転送の進捗はサイト上で確認でき、また相手にファイルが届いたかどうか(相手が落として開いたかどうか)の「レシート」も確認できます。


受信側は、メールなどで知った共有リンクを開くと、まずSoShareサイト上で共有されたファイルをサムネイルつきで一覧できます。必要なものを選択して「ダウンロード」を押したタイミングでプラグインを落とすように求められ、インストールすると実ファイルが落とせます。


要は プロトコルレベルで BitTorrent を使いつつ、環境ごとにアプリを探させて使い方を学ばせるのではなく、インターフェースはウェブサイト上に置いて一般的なサービスと同等にし、実際の送受信にはインターフェースのないヘッドレスなクライアントを使うやり方です。そういえばBitTorrentは、JavaScript と「プラグイン」の組合せでBitTorrent をウェブアプリ化する技術BitTorrent Torque を提唱していました。

SoShare は現在パブリックベータサービスとして、誰でもアカウントを作成して利用可能。今後は暗号化などの機能を追加してさらに改良を続ける予定です。

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