ActiveImage Protector 3.5 Desktop Edition
製品概要
ActiveImage Protectorは、レガシーマシンから最新の仮想マシンまで様々な環境のWindowsマシンを、先進のディスクイメージング技術により、バックアップ/リカバリーできるツールです。システムを稼動したままでバックアップするホットイメージング、起動前のクリーンなシステムボリュームをバックアップするコールドイメージング、変更部分だけを高速にバックアップする増分バックアップや自社の管理ツールと組み合わせて自動化を行えるコマンドライン実行などバックアップソリューションに必要な機能はすべて装備しています。
また、日々増える大容量データの問題を解決すべく、イメージングバックアップソフトとしては初めて(注1)のバックアップ時の「重複排除圧縮機能」を追加し、従来製品に比べて保存先の消費容量を大幅に抑えることができるようになりました。(注1)当社調べ ボリュームレイアウトを一覧できるディスクマップ、スケジュール設定ウィザードなどの分かりやすいユーザーインターフェースにより、専門知識がなくても簡単に確実なバックアップ/リカバリーが可能です。
合成バックアップ、統合バックアップ、ディスク間コピーなどの機能により、爆発的に増え続けるデータのバックアップをより効率的におこなえるようになっています。
ActiveImage Protectorは、自社開発である強みを活かして、迅速なサポートの提供やカスタマイズニーズへの柔軟な対応をおこなっています。
バージョン3.5の新機能
- 保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮機能
イメージングバックアップ製品で初めて(注1)バックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能を実装しました。ボリュームやディスクをバックアップ時にインラインで重複排除圧縮したイメージファイルの作成が可能です。重複データが大量にある仮想環境やアップデートを長期間繰り返してきた環境で、ActiveImage Protectorを使えば、それらの重複部分を効率的に排除できます。イメージファイルの圧縮率は劇的に高くなり、保存先の消費容量を大幅に節約(注2)できます。
- Windows Server 2012とWindows 8に対応(SP2より対応)
- ストレージスペース(Storage Space)に対応 - CSVFS(Cluster Shared Volume File System)に対応 - 4Kセクターディスクに対応 - ReFS(Resilient File System)に対応
- マルチディスクイメージファイル機能
さらに「重複排除圧縮機能」の効果を高めるための「マルチディスクイメージファイル」を採用しました。従来はボリュームまたはディスク単位でイメージファイルを作成していましたが、作成するバックアップイメージファイルを1つにすることで、より効果的に重複排除圧縮をおこなえます(注3)。
- VMware ESXi 5のコールドバックアップに対応(Desktop Edition除く)
ESXi 5ホストストレージをコールドバックアップできます。VMFSでも使用ブロックのみを対象とするスマートセクターと重複排除圧縮をおこないますので、必要最小の容量でバックアップできます。また、ストレージごと復元すればESXiホストが起動しますので、仮想インフラ全体の復旧時には高速なリカバリーを提供します。
- クラウド環境に適応するWebDAVへの対応
バックアップイメージを複製するレプリケーション機能の保存先としてWebDAVに対応したオンラインストレージを選択できるようになりました。クラウド上のストレージにバックアップイメージを転送できますので保存先のコストダウンと利便性の向上が期待できます。
- GPT(GUIDパーティションテーブル)の完全サポート
新たに実装した、ディスクメタデータの保存オプションを有効にしたバックアップとリストアにより、uEFIブート環境に完全に対応しました。
- クイックマウント/バックアップ
エクスプローラー上でバックアップイメージファイルを右クリックしてイメージのマウントをしたり、ドライブアイコン上の右クリックメニューから直接バックアップが実行できるようになりました。
- MD5ファイルの作成機能
MD5ハッシュにより、イメージの正当性を確認可能となりました。
- 256ビットの暗号化をサポート
従来の128ビットから256ビットへ暗号を拡張しました。
- 復元環境に64ビット版 Windows PE 3.1を追加(SP1より対応)
従来Windows PE 3.1 32ビット版を使用した復元環境を提供してきましたが、SP1より、64ビット版の復元環境を追加しました。ストレージやネットワークのデバイスドライバーが64ビット版しか存在しない場合でも復元が可能になります。
(注1)当社調べ
(注2)当社の検証結果では、元サイズのデータから約50%まで容量を縮小できます。
(注3)当社の検証結果では、重複排除圧縮機能をおこなった時から更に5%圧縮されました。 基本機能
バックアップ機能
- 稼動中のWindowsマシンをバックアップ(ホットイメージング)
バックアップは使用中のOS/アプリケーション/ファイルの全てを含めてオンラインでおこなう、ホットイメージングです。Windows Server 2008/2003/7/Vista/XPに組み込まれているVSS(Volume Shadow Copy Service)と協調してホットイメージングをおこないます。
- シャットダウン状態のマシン全体をバックアップ(コールドイメージング)
出荷前のクリーンな状態(Windowsのインストール直後など)のバックアップイメージを作成することができます。製品CDを使ってコンピューターをCD起動し、シャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップ可能です。また、障害発生時に後で調査するために状態を保存しておきたい場合などにも大変便利です。vSphere ESX/ESXi環境では、停止した状態でESX/ESXiのストレージ全体をバックアップします(ただし、Desktop Editionでは、この機能はお使いいただけません)。
- 最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
使用済みセクターのみをバックアップするスマートセクター技術を使用しています。
- コマンドライン実行可能(コマンドライン版を用意)
コマンドラインやコマンドファイル内で各種パラメータを設定して起動できます。お客様が社内で運用管理ツールを使用している場合、ActiveImage Protectorによるバックアップを統合できます。
- 高速な増分バックアップ
増分バックアップは、前回のバックアップ以降の変更点を保存していきます。復元には基本バックアップイメージに加え、復元したい時点までの全ての増分バックアップイメージが必要ですが、各増分バックアップで必要な時間と容量は、前回からの変更分だけで済むので高速で効率的です。ActiveImageではデータ変更のトラッキング用のフィルタードライバーを独自に開発し、更に高速な増分バックアップをおこないます。
- リコンサイル機能(継続的増分バックアップ)
リコンサイル機能により、増分バックアップイメージファイルの破損を検出すると、有効な増分バックアップイメージファイルをベースに、増分バックアップイメージファイルを自動生成しますので、増分バックアップを正常に継続できます。
- Windows上からLinuxのExt2/3/4パーティションのスマートセクターバックアップが可能
Windows/Linuxのマルチブート環境でも、Windows上のActiveImageで全て対応できます。 (Linuxネイティブのホットイメージングには Linux Editionをお使いください。)
- バックアップイメージの圧縮化と暗号化
- 不良セクタースキップ機能
ディスク上に読み取れない不良セクターがあってもエラーを無視してバックアップを継続できる、「セクターベース」のバックアップならではの機能です。一部が壊れた状態であっても不良セクター以外の無事な部分を取り戻すことができます。
- 豊富な保存先(ローカル、ネットワーク共有フォルダーなど)
NAS、SAN(ファイバーチャネル)、USB、FireWire(IEEE 1394)、eSATA、ネットワーク共有フォルダーなど、状況に合わせて最適な保存先を選択することができます。
バックアップオプション
- オフサイトレプリケーション機能(遠隔地データ保存機能)
自然災害やシステム障害が発生した際には、迅速なデータの復旧が必要となります。バックアップイメージファイルを、遠隔地のWANネットワーク上の共有フォルダーやFTPディレクトリへレプリケーション(複製)できます。イメージファイルの複製を分散させることにより、災害発生時の特定地域の広範囲なデータ喪失や、従来のイメージファイル保存先の障害や破損にも対応できます。レプリケーション先は、バックアップタスクごとに、最大3サイトを指定することができ、レプリケーション時の複製方法も選択できます。パフォーマンス設定も可能で、増分バックアップのみをオフサイトにレプリケーションすることもできます。
- バックアップのスケジュール化と世代管理可能
バックアップの実行を、1回のみ、週単位、月単位でスケジューリングできます。また、世代管理機能を使用して、指定した世代(バックアップイメージのセット)以前のバックアップイメージを消去することで、ストレージ容量の消費を節約することができます。初回のフルバックアップ作成以降のバックアップを、増分イメージの作成のみとしたバックアップスケジュールも可能です。

- シャットダウン時に自動で増分バックアップ
毎日の退社時などにシャットダウンをおこなえば意識せず、短時間でバックアップすることができます。
- スロットリング機能
他の業務タスクと同時にバックアップをおこなう場合、スロットリング機能でバックアップタスクの負荷調整ができます。
- ネットワーク帯域制御機能
ネットワークストレージを保存先にしている場合など、同一ネットワークへの負荷が問題になるときに、負荷を抑えながらバックアップできます。
- ディスク間コピー機能
新しいハードディスクへの移行が簡単におこなえます。コピー先として元より容量の大きなディスクを使えば、比例配分して拡大コピーができます。
整合性のとれたバックアップ
- Microsoft社標準のスナップショットドライバーを使用
スナップショットドライバーとしてMicrosoft社標準のドライバー(Volsnap)を用いるため、新たなドライバーを追加する必要はなく、ドライバーのコンフリクトを心配せずに運用することが可能です。
- VSS(Volume Shadow Copy Service)対応のアプリケーションをサポート
Microsoft社のVSSに対応しているため、SQL Server、Exchange Server、OracleといったVSS対応のアプリケーションでは、より整合性の高いバックアップが可能です。 ※Windows 2000 Serverでは、VSSは実装されていません。

- 複数ボリュームの同時スナップショット化
データベースが複数のボリュームにまたがっている場合、単純にバックアップイメージを作成しても正確な復元ができません。これは、ボリューム毎のバックアップ開始時間に差が生じてしまうと整合性の取れない状態のバックアップイメージが作成されてしまうからです。こうしたバックアップイメージを復元するとデータベースの整合性が取れず、矛盾が発生してしまいます。ActiveImage Protectorは、全てのボリュームのスナップショットを同時に作成できるため、このような問題を解決することができます。

復元機能
- ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
AcitveImage Protectorは、セクターベースのディスクイメージングですので、バックアップイメージファイルをウィザード形式で復元するだけで済みます。
- Windows PE 3.1/2005の復元環境を採用
システムボリュームの復元には、製品CDから復元環境を起動し、復元ウィザードを実行します。Windows PEならではの多彩なストレージデバイス/ネットワークストレージをサポートしています。メモリの少ないレガシー環境でも復元できるようWindows PE 2005も使用できます。
- BMR(ベアメタルリカバリー)を短時間で実行
新しいハードディスクへバックアップイメージを復元する場合でも、高速な復元エンジンにより、短時間でボリュームの復元を完了します。
ユーティリティ/ネットワーク機能
- リカバリーディスクの作成
ストレージドライバーやネットワークドライバーを組み込んだリカバリーディスクを作成しますので、CD起動時に毎回ドライバーを読み込む必要がなくなります。
- TCP/IPプロパティ、ドメイン、ネットワークリソースを管理するためのネットワーク構成ツール
復元環境内でネットワーク構成を設定することができます。復元にネットワークストレージを使用する際、本番環境のネットワークに接続できない、DHCPが使用できないということがあります。ActiveImage Protectorは、直接ネットワークの設定をおこなえますので、ネットワークを経由した復元作業が可能です。
その他
- 新しいハードウェアのアーキテクチャーをサポート
uEFIマザーボードのGPTボリューム(起動、システム、論理)をサポートしています。
- ファイル/フォルダー単位の復元(イメージマウント機能)
システムがクラッシュした場合、特定のファイルさえ復元できれば業務を再開できる場合もよくあります。イメージマウント機能を使えば、バックアップイメージを仮想的なドライブとしてマウントすることができ、バックアップイメージ内のファイルやフォルダーを個別に復元することが可能です。
- 増分/差分バックアップをまとめるコンソリデーション(合成)バックアップ
複数の増分バックアップを1つにまとめることが可能ですので、基本となるベースは保持しつつ、増分ファイル数の増加を抑えることができます。 また、ベースイメージと増分イメージを結合できるようになりました。
- バックアップシリーズファイルを1つにするユニファイド(統合)バックアップ
増分バックアップとフルバックアップイメージ(ベースイメージ)をあわせて1つに統合することが可能ですので、最新の状態のひとつのイメージファイルとして取り扱えます。
- イメージファイルを別のハードウェア構成の仮想/物理マシンに復元可能
Windows Embeddedの技術を応用した新開発のAIR※によって取得したイメージファイルを別のハードウェア構成の仮想/物理マシンに復元して起動が可能です。 また、ディスクのみでなく、ボリュームの復元時にもAIR を使用できます。 ※AIR(Architecture Intelligent Restore)とは物理マシンと仮想マシンの間での移行が簡単におこなえるようにした技術です。
- 仮想環境への対応を強化
V2P(仮想→物理マシン)、V2V(仮想→別の仮想マシン)、P2P(物理→別の物理マシン)とP2V(物理→仮想マシン)をサポートしています。

- メール通知機能
スケジュールバックアップの成功または失敗に関する情報をメール通知で送信するように設定できます。Office 365などSSL/TSLが必要なメールサーバーを経由して、メール通知をおこなえます。また、サービスがアプリケーションエラーなどで強制終了してしまった場合、サービス再起動を実行します。その際、メールによる再起動の成否通知を設定することもできます。
- リモート管理機能
リモートコンピューターへの、AIPエージェントのプッシュインストール(新規またはアップグレード)、AIPエージェントがセットアップされたコンピューターのリモート管理(バックアップタスクの実行、タスクの実行状況の確認、バックアップスケジュールの作成)が簡単におこなえます。 また、インストール時に、リモート管理に必要なファイアウォール設定ができます。
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