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ロシア“隕石”けが人1000人以上に
2月16日 5時2分

ロシア“隕石”けが人1000人以上に
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ロシア中部で、隕石(いんせき)とみられる物体が爆発して破片が落下し、その衝撃で建物の窓が割れるなどしてこれまでに1000人以上がけがをしました。
ロシア政府は、被害者の支援に当たるとともに、落ちてきた破片などを詳しく調べることにしています。

ロシア中部のチェリャビンスク州などの広い範囲で、15日、隕石とみられる物体が強い光を発しながら爆発して、空中でバラバラになって落下するのが目撃されました。
チェリャビンスク州一帯では強い衝撃が感じられ、ロシア内務省や州政府によりますと、およそ3000棟の建物でガラス窓が割れるといった被害が出て、これまでに子ども200人を含む1000人以上が切り傷などのけがをしたということです。
プーチン大統領は、担当の閣僚に対して、被害者の支援に当たるよう指示しましたが、現地では、夜に入って気温が氷点下10度以下になり、多くの建物で窓が壊れたままのため、寒さへの対策が課題となっています。
一方、ロシア軍などが捜索を行った結果、チェリャビンスクから西におよそ70キロ離れた湖の凍った水面に直径8メートルの穴が見つかり、岸辺では直径6メートルのクレーターのようなものが確認されました。
このほか、少なくとも4か所で隕石の一部とみられる破片が見つかったという情報もあり、確認を急いでいます。
隕石とみられる物体について、ロシア科学アカデミーは、重さが10トンに上るとの見方を示しており、ロシア政府では、現地に専門家を派遣して詳しく調べることにしています。

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