横浜市教育委員会が実施した小中学校の学力テストを巡り、市立つづきの丘小(山口昭代校長、児童数474人)の3、4年の担任教諭計4人が、テスト直前に出題内容の一部を児童に教えていたことが分かった。13日、市教委が発表した。
市教委によると、テストは7日に実施された。4人は2月初旬に問題用紙を確認。国語と理科に未履修や指導不足の設問があることに気づき、出題される漢字の読み書きや電流回路図の見方などを授業で教え、テストに備えた。テスト中に、漢字の書き取りを助言した教諭もいた。
教諭らは「テストの結果は保護者に説明しなければならず、指導力不足が露呈するのが怖かった」などと話しているという。8日に保護者を名乗る匿名の通報が市教委にあり、発覚した。