永瀬沙世写真展 「White Flowers」が開催される東京、恵比寿のアートスペース"AL"で、8月11日(土)に永瀬沙世さんのトークショーが行われた。ゲストは有名写真家MOTOKOさん。写真家へのインタビューなどで世界的に活躍中のタカザワケンジさんとともに、熱いトークを繰り広げる。
スウェーデンのストックホルムでは見わたせば至るところに咲いている、あの白い花の香りが漂うかのような、心落ち着く空間。沙世さんが今回の新作のテーマを「White Flowers」にした訳や、写真を撮り下ろす際の白い花との数々のエピソードから始まり、沙世さんのフォトグラファーとしての哲学やこだわりへと話は広がっていった。そしてMOTOKOさんが、沙世さんとの出会いや、写真家の視点から見る"永瀬沙世"を彼女の言葉で語る。
表情やトークの中からあふれる気さくさや可愛いらしさで会場を魅了した沙世さんは、世間に惑わされない自らの世界観をもっている。現地では”雑草”ととらえられている小さな白い花を、フラットな目線でフレームの中に移り込ませた作品。その世界観を感じるヒントを、誰もが得たのではないだろうか。
自身の作品を見たままに感じてほしいため、あまり作品については語りたくない、と語る沙世さん。
ストックホルムの街中で黙々と写真を撮る姿が想像でき、もう一度沙世さんの一作目からじっと観て感じたくなった。
生涯”写真家”として生きたい、というビジョンを抱く永瀬沙世さん。今後の活躍が楽しみだ。
「White Flowers」でまだお気に入りの作品を発見していない方は、ギャラリーALまで。