社会

詐欺容疑で県警事務職員の男を逮捕
(鹿児島県)
自分の口座に不正に金が振り込まれるよう手続きをし、31万円をだまし取ったとして、県警の事務職員で警察学校の校長補佐を務める大久保了二容疑者(53)が、詐欺の疑いで逮捕された。県警によると大久保容疑者は、去年8月から先月までの間に10回にわたって、給料の支払い申請などを行う県の財務会計システムに接続されたパソコンを操作し、旅費などの名目で、自分の預金口座に送金するようウソの明細を作成。計31万円を振り込ませた疑い。先月行われた県の監査で、会計書類の一部が無いことが発覚し、大久保容疑者の不正が明らかになったという。警察の調べに対し大久保容疑者は容疑を認め、「パチンコ代や生活費として使用した」と話しているという。大久保容疑者は、去年4月から警察学校の会計責任者として、外部機関への給料の支払い手続きなどを行っていた。県警本部の高橋秀幸警務部長は会見で、「公金の適正な管理・運用について指導を徹底し、再発防止と県民の信頼の確保に努めてまいりたい」と話した。警察では、大久保容疑者に余罪があるとみて、さらに調べを進めている。
[ 2/14 19:16 KYT鹿児島読売テレビ]