生活保護不正受給:扶川元県議、詐欺容疑で再逮捕へ 県警、きょうにも /徳島
毎日新聞 2013年02月15日 地方版
元共産党県議の扶川敦容疑者(56)らによる生活保護費詐取事件で、新たに2人の転居に伴う生活保護費支給に絡んで十数万円を詐取した疑いが強まり、県警は15日にも、扶川容疑者を詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、扶川容疑者は知人の不動産仲介業、濱西慎一被告(36)=詐欺罪で起訴=と共謀。10年、北島町の男女2人の転居に伴い、虚偽の計算書を提出し県から住宅扶助費計約17万円をだまし取った疑いがもたれている。県警は1月29日、濱西被告を同容疑で既に再逮捕、扶川容疑者の関与も調べていた。
扶川容疑者は、県議だった10年3月、県内で生活保護を受給していた藍住町の女=詐欺に共謀した疑いで任意で捜査中=が転居する際、虚偽の計算書を県に提出し、住宅扶助費など計約20万円を不正に受け取ったとして逮捕された。【山本健太】