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UEI shi3zの日記 RSSフィード

2013-01-26

酒を飲んで賢くなる!? 哲学とITの融合を目指したイベント型居酒屋「ゲンロンカフェ」がそろそろオープン!

 来る2月1日。

 酒を飲みながら勉強できるという、全く新しい業態の飲食店「ゲンロンカフェ」が五反田にオープンする!

 その内覧会が昨日行われた。

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 こんな感じ。

 内覧会には100名以上の著名人・関係者・オトモダチが押し寄せ、大盛況で終わった。

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 東さんがこのカフェのバイト募集がらみでTwitterで炎上*1していて、むしろこのカフェが何をやろうとしているのかイマイチ伝わってないと思うので僕が書くことにする。



 このカフェは、「哲学とITの融合」「文系ミーツ理系」というコンセプトで組み立てられた。

 文系的なお勉強と、理系的なお勉強。勉強会とハッカソンと二次会を全部一カ所でできることを目指して作られたのだ。

 会場に入って入り口からずらっと本棚が続く。ちなみにこの本棚にはまだ本があまり入っていないが、正式オープン時には本で一杯になる予定。

 ここに置かれる本は、もちろんお客さんが自由に読むことが出来る。

 そして本棚の反対側には「ガジェットスペース」がある。

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 ここには様々なお宝ガジェットが並ぶ。

 展示内容は随時変わる予定だ。常に最先端のガジェットと、歴史的な名ガジェットを同時に並べようとおもっている。

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 UEIは情報技術(IT)を扱う会社でゲンロンは哲学や思想、つまりやっぱり情報を扱う会社。情報を扱う会社が実店舗でリアルな肉体を得て、直接お客さんにサーブする空間を作る。


 ふつうに考えたら、勝算はない。

 ふつうの店をやるんだったら、そうだ。


 飲食店というのは、まず土地代がかかり、人件費がかかり、飲み物やらなにやらという原価がかかる。競争も激しい。


 ゲンロンカフェでは、それに付加価値を付けることで対応する。つまりイベントだ。

 ゲンロンスクール、またはハッカーズカフェというイベントが交互に開催され、来ると頭に刺激が受けられるカフェ、来ればちょっと楽しい知識が増えるカフェという業態を実験する。実験だからいつまでやるかはわからない。うまくいけばずっとやるけど、うまくいかなかったら撤退は早いだろう。もともと企画への負担が少なくない業態だからね。


 また、開催されるセミナーやイベントは、全国各地に散らばった提携カフェで中継される。いまのところ、札幌、名古屋、京都、大阪、福岡、新潟での中継が決定している(詳しくはWebページ参照のこと。http://genron-cafe.jp)。つまり、東京まで直接こなくても、生中継されるイベントを全国各地で愉しむことが出来るわけだ。提携カフェはまだまだ募集しているので、地方で飲食店を経営していて興味のある方はぜひお問い合わせいただきたい。


 食事、とりわけ夕食というのは一日の締めくくりであり、人生で最も重要な食事の時間はたいていが夕食である。



 にも関わらず、夕食は無為に過ぎ去って行く。

 コンビ二で弁当を買って家に帰り、テレビを付けて寝間着に着替えながらネットでもダラダラみながら過ぎて行く。


 仲間と飲める日があればそれはそれで楽しいが、仲間と飲むにしても、話すネタがなくなってしまう。

 そんな無為な夜のいくつかを、自分の知見を広めることに使えるとしたら、それは大きな付加価値を産む可能性がある。


 飲食店の正否は、通常はひたすら立地に求められる。

 立地さえ良ければ、内装が多少残念でもそこそこは利益が出せる。

 そのかわり、良い場所は値段が高い。


 ゲンロンカフェはその逆だ。立地は悪い。そのぶん家賃を下げる。しかしお客さんが来る目的は、「来やすい」からではなく、「そこにしかない知的刺激」だ。



 東さんからゲンロンカフェのアイデアを聞いたとき、それは面白い、と思った。

 東京中、いや、世界中を探しても、酒を飲んで賢くなる店というのはない。

 だったらちょっとやってみよう。


 それがゲンロンカフェで僕たちが挑戦したいことだ。

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 そしてカフェと言えば酒。

 何を出すか、というなかでITらしい酒を出したいと思った。

 で、無理を言って用意してもらったワインがある。


 シリコンバレーの北に位置する場所で、ワインの最高峰であるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで修行したあと、2年もの歳月を費やし、人工衛星まで駆使してロマネ・コンティの畑に良く似た場所を探し、そこから30年の時を費やしてひたすらロマネ・コンティの味を追い求めて作られたワインがある。ロマネ・コンティ飲んだことないけど


 それがこの「カレラ」だ。

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 ゲンロンカフェ、と名付けられた空間、「哲学とITの融合」というコンセプトの空間。

 そういう空間で飲むのに、これほど相応しいワインはない。

 ただし、値段は安く出せるが数が希少なので、いつも飲めるとは限らない。限定メニューになるかもしれない。


 昨日開催された内覧会にはたくさんの人が来てくれた。

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 QuickJapanの北尾編集長

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 鈴木健

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 楠政憲(id:mkusunok)

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 ドワンゴに出向中の経産官僚、境真良

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 Togetterの吉俊さんとカオスラウンジの梅沢くん

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 そして津田大介などなど。


 津田さんはなんだかしらないけど千葉麗子の反原発ヌードを持って来ていて、それを開封する儀式をやっていたのだけど、僕はなぜか酔っぱらって家にもって帰って来てしまったらしい

 よっぱらいグデグデトークショウも開催

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 しかし毎回凄いと思うのは東さんは酒飲んで人前で喋れること。

 まあ正確にいうと酒飲んで人前で取り乱しても気にしない人だってこと。

 僕は無理。酒飲むと眠くなっちゃうし酒癖も良くは無いので早々に退散(脱出)することにした。



 というわけで、哲学とITの融合した、「脳を刺激する店」ゲンロンカフェ。

 2月1日オープンです。


 まあいつまでやるのか解らないから、ある意味でレアな場所になると思う。

 ネタが切れたら畳むんじゃないかな。

 イベントスペースとして貸し出しもやっているのでぜひ活用してね

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東浩紀プロデュース!文系と理系が融合する新型イベントスペース&カフェ、来年2月1日東京・五反田にオープン予定!