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「専門医」第三者機関で認定へ2月9日 11時8分
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外科や小児科などそれぞれの学会によって認定基準にばらつきがある「専門医」の制度について、厚生労働省の専門家会議は、学会から独立した第三者機関を新たに作って統一的な基準で認定する方式に改めることを決めました。
これは厚生労働省の専門家会議でまとまったものです。
小児科や外科などの専門医は、それぞれの学会が独自に定めた診療科の経験年数や手術件数などの要件で認定されていますが、中には試験がなかったり、一定の年数、学会に所属すれば認定されたりするケースもあり、学会によって専門医の質に差があると指摘されています。
このため厚生労働省の専門家会議は、学会から独立した第三者機関を新たに作って統一的な基準で認定する方式に改めることを決めました。
また、専門家会議では、複数の病気を患う高齢者が増えていることから、特定の臓器や病気ごとではなく患者を総合的に診る「総合診療医」という専門医を新たに作ることも決めました。
第三者機関は基本的な領域とされる小児科や外科、それに総合診療医など19の診療科について専門医の認定や更新を行うほか、研修内容を作ることにしています。
第三者機関は、新たに専門医を取得する医師については、平成31年度から認定を始めることにしています。
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