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「メディア芸術の孤児、特撮」の画像

特撮博物館その後、「メディア芸術の孤児、特撮」で語られた未来

2013年2月15日(金) 01時28分
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「メディア芸術の孤児、特撮」
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「メディア芸術の孤児、特撮」
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「メディア芸術の孤児、特撮」
2013年2月13日、東京・六本木ヒルズ hills café/SPACEで、「メディア芸術の孤児、特撮」と題されたトークイベントが開催された。このトークは国内のメディア芸術のなかにおける文化として特撮を考えるものだ。
出演は特撮研究所の専務取締役で特撮監督の尾上克郎さん、映画監督である特技監督、造型師など多彩な活躍をする原口智生さん、映画監督・樋口真嗣さん、特撮研究所・特技監督の三池敏夫さんである。さらにモデレーターとしてアニメ・特撮評論の氷川竜介さんが加わった。これまではあまり目立たなかった「特撮文化」の現状と今後がテーマとなった。

出演者はいずれも日本の特撮文化に関係深い。同時に、実は2012年夏に東京都現代美術館で開催された大型企画展「館長 庵野秀明 特撮博物館」推進し、盛り立てたメンバーでもある。イベントではこの企画のために制作された短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」とそのメイキングも上映され、その興味深いエピソードが語られた。
特撮博物館は、期間中29万人を超える来場者が訪れた大盛況の企画展だ。日本の特撮文化を一望する展示が話題を呼んだ。展覧会をきっかけに、“特撮”に大きなスポットがあたり、特撮の再評価に大きな役割を果たした。メンバーが企画展開催前に抱えていた危機感、特撮文化が消えてしまうかもしれないという状況はある程度跳ね返す力ともなった。

しかし、特撮の現状は、依然不確かだ。それは今回氷川竜介さんの指摘した「特撮はメディア芸術のどこにはいるのか?」やトークのなかでたびたび言及された“特撮”の曖昧な定義にも理由がある。
尾上さんは、「定義がされていないことから(特撮には)行き場がない」と話す。これまでの文化行政の対象から、特撮が抜け落ちた理由のひとつだという。
また、特撮に対する誤解も続いている。CGであれば出来ることをなぜミニチュアでやるのかという問いかけは、登壇者によればいまでもあるという。さらに時代が新しいものを追い求め、古いものをないがしろにする傾向もそうだ。樋口監督自身さえ、かつては自分もデジタルを追い求め、古いものを駆逐する片棒を担いだのでないかと話す。

そうした現状を変えるべく、現在、文化庁では「特撮に関する調査」をまとめているという。今回の参加者も、その調査のための主要メンバーだ。「特撮博物館」で生まれた特撮文化再評価の機運を捉え、特撮文化の新たなステップを目指す。
これまでは文化的側面を考える文献が少なかったなかで、新たに特撮文化の定義、現状、課題などをまとめる。それにより次に取り組むべきことを明らかにすることになるわけだ。この調査報告は近々公開される予定だ。

今回のトークは、2月13日より六本木ヒルズ hills café/SPACEで始まったメディア芸術ライブラリーカフェの企画のひとつである。メディア芸術ライブラリーカフェでは、今後も「オーラルヒストリー・杉井ギサブロー監督に聞く!」(2月23日(土)14時~16時)、「マンガ・アニメーション研究を可視化する」(2月17日(日)11時~12時半)、「ロボットアニメの発展と文化的意義」(2月20日(水)19時~21時)、「マンガとMANGAを繋ぐ翻訳」(2月21日(木)18時半~20時半)などを予定している。

メディア芸術ライブラリーカフェ
http://mediag.jp/project/project/media-library-cafe.html

『オーラルヒストリー・
杉井ギサブロー監督に聞く!』
2月23日(土曜日)14:00~16:00

『マンガ・アニメーション研究を可視化する!』
2月17日(日)11:00~12:30

『ロボットアニメの発展と文化的意義』
2月20日(水曜日)19:00~21:00

『マンガとMANGAを繋ぐ翻訳』
-Manga Translation Battle 2012から見る、>海外における日本マンガのいまー
場所:六本木ヒルズ アカデミーヒルズ
2月21日(木曜日)18:30~20:00
《animeanime》

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