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【ゴルフ】

松山英樹がプロ転向

2013年2月15日 紙面から

報告会を前に今季の抱負などを話す松山英樹=仙台市の江陽グランドホテルで

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 日本ゴルフ界の最強アマチュア・松山英樹(20)=東北福祉大3年=のプロ転向が確実になった。14日、仙台市で開かれた東北福祉大ゴルフ部報告会で、阿部靖彦監督(50)が「(卒業式がある)3月22日以降」と時期を明言した。すでにメーカーやマネジメント会社も水面下で争奪戦を展開。2011年にマスターズで日本人初のローアマを獲得した大器が、いよいよプロの世界に挑む。

 ついに大物アマの行き先が決まった。2011年の三井住友VISA太平洋マスターズで優勝し、2年間のシード権を得ていた松山。去就が注目されていたが、阿部監督は「シード権を有効に使わせてやりたい。気持ちは傾いている」と発言。国内初戦となる4月の東建ホームメイトカップでのプロデビューが決定的となった。

 当初は4月のマスターズにアマチュアとして特別招待される可能性があったが、石川遼の招待が決まったため、松山の招待はほぼ消滅。アマを続ける理由がなくなった。今後は28日の全英オープンアジア地区予選(タイ)に出場。その後、3月5日からゴルフ部主将としてオーストラリア合宿に参加し、19日に帰国、22日の卒業式に出席。阿部監督は「22日に4年生を送り出してから、けじめをつける」と“プロ宣言”の時期を見定める。

 今季はゴルフ部の主将も務める。プロになれば学生の試合には出られないが、報告会の前に「団体戦では全部勝つこと。個人としてはプロの試合で勝つことが目標」と抱負を口にした。2011年にはマスターズで日本人初のローアマを獲得し、潜在能力は石川以上とも言われる大器。低迷叫ばれる男子ゴルフ界の救世主としても期待が集まる大物が、満を持してプロの世界に飛び込む。 (寺西雅広)

 

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