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【サッカー】

マンUはレアルとドロー 香川はゴールに絡めず

2013年2月15日 紙面から

◇欧州チャンピオンズリーグ 決勝T1回戦第1戦

 【マドリード工藤拓】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は13日、マドリードなどで決勝トーナメント1回戦第1戦の2試合を行い、MF香川真司(23)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はアウェーでレアル・マドリード(スペイン)と1−1で引き分けた。トップ下で先発した香川はゴールには絡めず、後半19分に途中交代。世界最高の舞台でトップレベルのプレーを体感したという香川は、さらなる成長を誓った。第2戦は3月5日に行われる。

 後半19分に交代が告げられると、香川は険しい表情で何かをつぶやきながらピッチを後にした。大一番で与えられた先発の座。それも本職のトップ下起用に気合十分で挑んだが、常に主導権を握れる国内リーグとは違い、強敵レアルに押し込まれる展開の中で持ち味を発揮しきれず。試合後は「出してくれた監督の期待に応えたかったし、結果がほしかった」と悔しさをにじませた。

 それでも前半は何度か好機に絡んだ。30分にはFWファンペルシーへのロングフィードに合わせて、DFライン裏へ抜け出す形から、FWウェルベックの先制弾につながるCKを獲得。同34分にも左サイド深くでボールをキープし、ファンペルシーのクロスにウェルベックが飛び込む決定機の起点となった。だがDFを背負った状態でボールを失うシーンも多く、後半11分には中盤でFWロナルドにボールを奪われ、危険なカウンターを招いた。

 「今夜はいい仕事をした。ファンペルシーとの連係も良かった」とファーガソン監督からは及第点の評価を受けたものの、香川は「あらためてトップレベルのプレーを感じ、まだまだだと思った。レアルは個々レベルの高さがすごかった。スキル、スピード、フィジカル、全てにおいてもっともっと成長しないといけない」と個人能力の差を痛感していた。

 とはいえ、悲観はしていない。「ホームではまた違う戦いになると思う。次の試合もまた楽しみたい」と語る様子は、むしろトップレベルとの差を肌で感じられたことに喜びを感じている印象を与えた。

 

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