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【プロ野球】

ソーサ守護神あるぞ フリー打撃で145キロマーク

2013年2月15日 紙面から

 額面どおりです−。中日からDeNAに移籍したホルヘ・ソーサ投手(35)とエンジェルベルト・ソト投手(30)が14日、フリー打撃に初登板。中日から一緒に移籍したブランコ、新外国人モーガン、中村、ラミレスの主軸に対し、実力の片りんを披露した。これには中畑監督もニンマリ。ソーサは今キャンプでチーム最速の145キロをマークし、守護神候補に浮上。一方、ソトは4月2日の巨人戦(横浜)で「地元開幕投手」が内定した。

 まずはソーサがネット裏をどよめかせた。

 初球、ブランコの胸元にブラッシュボール。これが3球続き、あぜんとさせたブランコには12球投げて、1球もバットの芯に当てさせなかった。モーガン、中村と合わせた3人に35球を投げ、ヒット性の当たり2本に封じた。

 ソーサは「きょうは70%の力でコントロールを重視しただけ」と平然。「ブランコも自分のスイングをしていたね。俺の仕事はクローザーでも、セットアッパーでもきっちり3アウトを取ることだけだ」と言い放った。

 一方、ソトも闘争心をあらわにした。ラミレス、ブランコ、モーガン、中村の4人に41球を投げカーブ、チェンジアップも交えて、ヒット性3本に封じた。少しでも狙いよりも高めに浮いた投球には派手に悔しがった。

 「いい感触だった。制球を重視したよ。巨人相手でもどこでも自分の仕事をするだけだよ」とソトは落ち着いて話した。

 二塁後方から見守った中畑監督は、ちゃめっ気たっぷりに2人の好投を喜んだ。「ソーサは新しいボールが滑って3球すごい(危ない)ボールがいったんで、仲間割れしているのかと思った」とジョーク。「でも、ふてぶてしい雰囲気がいいね。うちにはいないタイプ。ケツ(抑え)だと威圧感を与えるねえ」と守護神・山口を飛ばして抑えにする可能性まで言及した。

 そしてソトにも「狙ったところに投げられないと(二塁付近の)俺の方を向いてムッとするんだ。俺が怒られてるのかと思った」と苦笑い。そして登板予定まで明かした。「ソトは(開幕の)次のカード(巨人戦)。アタマ(初戦)? うん、何としても勝たないといけないから」と地元開幕投手に指名した。

 元竜コンビに要職を任せる意向を発信。「2人を見て若い選手は焦ってくると思うよ」と中畑監督は相乗効果にも期待するのだ。 

  (後藤慎一)

 

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