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【プロ野球】

侍ジャパンが集合 村田“二刀流”で生き残る

2013年2月15日 紙面から

 3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本代表候補選手らが14日、宮崎市内のホテルに集合した。15日から始まる宮崎合宿で山本浩二監督(66)率いる「侍ジャパン」が本格的に始動する。過去2大会と違い米大リーガー不在の中、主将の阿部慎之助捕手(巨人)を中心に代表候補33選手が参加して21日まで合宿が行われる。17日の広島、18日の西武との強化試合を経て28人の代表選手を決定する。

 巨人の村田修一内野手(32)が14日、一塁と三塁の“二刀流”で最終メンバー入りに挑む覚悟を口にした。15日からの代表合宿には本職の三塁用グラブのほかにファーストミットも持参。ユーティリティー性もアピールし、代表サバイバルを勝ち抜く。

 生き残るためにはなりふり構っていられない。本職の三塁で昨季まで3年連続フル出場。常々「自分はサードしかできないんで」と語っていた男が、プライドを捨てて代表入りにかける。

 「代表合宿にはファーストミットも持って行くつもり。すぐ使えるようにしてあります」

 この日は2軍練習に参加し、9日に右手中指の爪を割ってから初めてフルメニューを消化。前日(13日)に示唆していた“日の丸マニキュア”こそ自重したものの、順調な回復ぶりを見せた。右手の不安も解消したことから、代表合宿では不慣れな一塁守備にも挑戦して、侍ジャパンの首脳陣に存在感を見せつけるつもりだ。

 三塁手のレギュラー候補筆頭はソフトバンク・松田。阪神・鳥谷、中日・井端らライバルは多いだけに、一塁も守れるところを見せれば、その存在価値は高まる。「バットは振れるし、ボールも投げられる。明日から全体練習に入れると思います」と村田。初日から二刀流を解禁し、フルスロットルで飛ばしていく。 (臼杵秀之)

 

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