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【芸能・社会】バレンタイン婚約 菊之助 勘三郎さんの死で決意2013年2月15日 紙面から
歌舞伎俳優の尾上菊之助(35)と中村吉右衛門(68)の四女、波野瓔子(ようこ、30)さんが14日、東京・虎の門のホテルオークラで結納後に婚約報告記者会見した。菊之助の父、尾上菊五郎(70)と吉右衛門も途中から同席。終了後には菊之助の母で女優の富司純子(67)も会場で喜びを語った。26日に東京の神田明神で挙式し、9月に披露宴を開く予定だ。 不幸続きの歌舞伎界にとって待望の吉事。加えて菊之助は「音羽屋」、瓔子さんは「播磨屋」という共に名門同士でもあり、約120人の報道陣が集結した。菊之助は冒頭のあいさつで「歌舞伎の偉大なる柱を多く亡くしたが、4月に新しい歌舞伎座の開場も迫っている。同じ環境に育った女性を伴侶にして、共にこの難局を乗り越えていく」と力強く語った。 幼なじみで2年前から会食する友だち付き合いをしてきた2人。真剣交際のきっかけは、昨年12月5日に亡くなった中村勘三郎さんだった。菊之助は「息子の勘九郎さんや七之助さんの必死な姿を見て、私もしっかりした家庭を持たなければと痛切に思った。この人しかいないと思い、12月末に結婚を申し込んだ」と超スピード婚だったことを明かした。 プロポーズの言葉について瓔子さんは「和康(菊之助の本名)さんの自宅で『家を守ってください』という言葉をもらいました」と説明。左手の薬指には2カラットのダイヤモンドの婚約指輪が光り「私が勤めていた(東京・銀座の)和光で買っていただきました」と幸せいっぱいの笑顔をみせた。 お互いの印象について菊之助は「とても明るくてかわいらしい」。瓔子さんも「優しい空気をまとった方で、羽毛布団に包まれてるような気分になる」。子どもについて菊之助は「こればかりは授かり物。天に任せたい」と話した。 ◆菊五郎「娘の国際結婚よりびっくり」菊五郎は「娘の(寺島)しのぶがフランス人のダンナをもらった時以上にビックリ。まさかこの年で播磨屋さんと親戚になるとは」とユーモアたっぷりの語り口で会見を盛り上げた。 初めて両家が会食した際には、瓔子さんに「何もいらない。パンツ一丁でおいで」と言い放ったという菊五郎。「せがれが『瓔子さんの顔を見ていると、播磨屋さんが出てきてコワイ』と言ってた」と暴走気味の発言も。慌てた菊之助は「言ってません。ちょっと飲みすぎではないですか」と父をたしなめ、会場の爆笑を誘っていた。 吉右衛門も、菊之助が1月に国立劇場で出演した舞台を引き合いに「お相撲さんの役をやっていて、押しが強かった」とスピード婚を祝福。「梨園(りえん)に嫁がせようと思ってなかったので、菊之助くんに『いいの?』と。心配で(うれし)涙までいけない」と親心をのぞかせた。 PR情報
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