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原発の工事現場に違法派遣 暴力団員ら逮捕2月14日 21時5分
福井県にある原子力発電所の工事現場に労働者を違法に派遣したとして、暴力団員の男ら3人が逮捕され、警察は違法な派遣で得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、調べています。
逮捕されたのは、福井県美浜町の山口組系の暴力団員、東正春容疑者(57)と敦賀市の建設会社役員、竹中敏男容疑者(53)ら3人です。
警察の調べによりますと、東容疑者らは去年8月までの半年間にわたり、福井県にある関西電力・高浜原子力発電所の工事を請け負った会社に労働者を派遣し、原子炉建屋の足場の組み立て作業などに当たらせたとして、建設業への派遣を禁じた労働者派遣法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、派遣は東容疑者が実質的に経営している竹中容疑者の会社から行われ、多いときで1日に6人の作業員を派遣していたということです。
調べに対し、東容疑者は、「自分は会社の経営に関わってない」などと容疑を否認し、ほかの2人は容疑を認めているということです。
警察は、違法な派遣で得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れなどを詳しく調べています。
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