宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、今年夏に打ち上げ予定の宇宙望遠鏡の概要を発表した。紫外線を使い、金星や火星、木星の大気を観測する。金星の大気は地球より厚く、火星は薄い。惑星ごとに違いが生じた謎の解明を目指す。2014年には米国のハッブル宇宙望遠鏡と協力し、木星の大気を調べる。
宇宙望遠鏡「SPRINT―A」は高さ4メートル、搭載する太陽光パネルの幅が約6メートルで、重さは340キロ。小型ロケット「イプシロン」を使って打ち上げる。高度約950~1150キロメートルの楕円軌道で地球の周りを回る。
波長が100ナノ(ナノは10億分の1)メートルの紫外線を活用し、3惑星の大気から酸素や硫黄などの分子が宇宙空間へ流れ出る様子を観測する。火星が大気の大部分を失った仕組みや、金星や地球の大気ができた仕組みを突き止める。
高効率の薄膜太陽電池や、熱暴走の危険性が少ない新型のリチウムイオン電池なども宇宙望遠鏡に搭載する。
JAXA、宇宙望遠鏡
日経平均(円) | 11,307.28 | +55.87 | 14日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 13,974.45 | -8.46 | 14日 14:47 |
英FTSE100 | 6,327.36 | -31.75 | 14日 16:35 |
ドル/円 | 93.04 - .06 | -0.41円高 | 15日 4:42 |
ユーロ/円 | 124.15 - .18 | -0.96円高 | 15日 4:42 |
長期金利(%) | 0.765 | +0.030 | 14日 15:02 |
NY原油(ドル) | 97.01 | -0.50 | 13日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。