阪堺電車:「わび」象徴の低床式車両

毎日新聞 2013年02月14日 11時38分(最終更新 02月14日 12時20分)

内覧会で公開された阪堺電車の低床式車両「堺トラム」。古墳などの「緑」と千利休のわびを表現した「白茶」が外装に施してある=大阪市住吉区で2013年2月14日、山崎一輝撮影
内覧会で公開された阪堺電車の低床式車両「堺トラム」。古墳などの「緑」と千利休のわびを表現した「白茶」が外装に施してある=大阪市住吉区で2013年2月14日、山崎一輝撮影

 大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(本社・大阪市住吉区)は14日、新たに導入する低床式車両(愛称・堺トラム)を報道機関に公開した。堺出身の千利休が追求した「わび」を象徴する白茶色と、古墳などをイメージした緑色のツートンカラーを採用した。他に2編成の導入を予定しており、車体の色をそれぞれ変えるという。2月下旬〜6月に、浜寺駅前−我孫子道間を試験走行し、9月ごろから営業運転を始める予定。

 座席は堺さらさをモチーフにしたデザインで、ブラインドにはすだれを使った。定員は76人(座席数27)。従来の車両よりも床が低く、高齢者や障害者が乗降しやすくなる。

 1編成の製造費は2億5000万円で、堺市が3分の2、国が3分の1を負担した。堺市は2010年、乗客の利用促進のため、10年間で50億円の支援を決めている。【山下貴史】

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