この街きらり☆ つながる@きたカフェ

2012年7月23日放送 「北見市留辺蘂町温根湯」

 今回は北見市の留辺蘂町温根湯を訪ねました。温根湯地区は100年以上の歴史を誇る温泉町です。

 今回の案内人は北見市産業課細川敏明(ほそかわ・としあき)さんです。地域の観光と活性化に携わっています。

案内人・細川敏明さん

 最初に訪ねたのは、今月リニューアルしたばかりの「山の水族館」です。このユニークな名前は、淡水に住む魚だけを集めているからです。

山の水族館水槽

 川の流れを再現するなど自然に近い環境の水槽が新しく加わりました。道内の淡水魚を中心に50種類以上が飼育されています。

イトウの水槽

 中でも目を引くのが、体長1mを超える日本最大級の淡水魚イトウの水槽です。天然のイトウは珍しく幻の魚と言われています。

水族館を支えるスタッフ

 水族館を支えるのは4人のスタッフです。その一人の山内創(やまうち・そう)さん。この春、岩手県の大学を卒業した24歳です。

 山内さんは水族館のお仕事について「ここでしか見せられない物を見せられるというところにとてもやりがいを感じています。」とおっしゃっていました。

 山内さんが毎日行う大切な仕事があります。水深3メートルの水槽の掃除です。専用の掃除機で魚のフンやゴミを取り除きます。魚を傷つけないよう考えながら掃除をするのがポイントだそうです。

 続いて、「おんねゆ温泉まつり」を案内していただきました。「おんねゆ温泉まつり」は今年で61回目。地元の一大イベントです。

留青太鼓 練習風景

 お祭りを盛り上げる若者たちを紹介してもらいました。るべしべ「留青太鼓」(りゅうせいだいこ)の皆さんです。会社員や主婦など12人のメンバーが、週に2回、夜に集まって練習しています。実は、案内人の細川さんも仲間の一人です。息子の翔(かける)くんと一緒に練習しています。

笑顔練習笑顔練習

 お祭りを盛り上げるために笑顔練習もしています。笑顔練習は最高の笑顔で演奏するための練習です。太鼓を叩きながらお互いの表情を確認し合います。

 最後に案内人の細川さんは温根湯地区について「今観光業が厳しい時代ですが、新しい水族館で働く若者たちを中心に、そして和太鼓を頑張っている青年たちがどんどんお祭りを盛り上げていっていければいいなと思ってます。また温根湯に来たいなって思ってくれるような町に是非したいと思っています。」とおっしゃっていました。

【お問合わせ】

  • 【リニューアルした水族館
    北見市 道の駅 おんねゆ温泉 山の水族館・郷土館
    電話)山の水族館 0157−45−2223
    住所)北海道常呂郡留辺蘂町松山
    備考)2012年7月7日にリニューアルオープン。  
     夏期  4月第3日曜日〜10月31日 午前9時から午後5時 ※無休
     冬期  11月1日〜4月第3日曜日の前日 午前10時から午後4時
       冬期は毎週月曜日 毎月第1・3火曜日 休館日
       年末年始 12月28日から1月5日 休館
     料金 一般料金670円 中学生440円 小学生300円
  • 【祭りを盛り上げる和太鼓】
    るべしべ「留青太鼓 」
    電話)代表 0157−42−5808
      受付時間 午前9時から午後8時 土・日曜日、祝日
    備考)地元の演奏のほか、依頼を受けて地方でも演奏しています
  • ※「第61回おんねゆ温泉まつり」
    8月4日(土)・5日(日)開催
    電話)おんねゆ温泉観光協会 0157−45−2921
    備考)留青太鼓の演奏は5日(日)
        山の水族館のイベント 「ナイト水族館」
        4日・5日 閉館時間8時まで延長

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