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【社会】

容疑者「別に真犯人」と潔白訴え 遠隔操作事件

2013年2月14日 23時13分

 パソコン(PC)の遠隔操作事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された片山祐輔容疑者(30)の弁護人となった佐藤博史、竹田真の両弁護士が14日夜、東京都内で記者会見し、片山容疑者が「別に真犯人がいる」と潔白を訴えていることを明らかにした。

 警視庁などの合同捜査本部は、片山容疑者が1月3日午後3時ごろ、神奈川県藤沢市の江の島で、ウイルスの設計情報を保存した記憶媒体付きの首輪を猫に取り付けたとみている。だが、両弁護士によると、片山容疑者は警察の調べに「(この日は)江の島に観光に行き、複数の猫の写真を撮った」とする一方「首輪は付けていない」と供述しているという。

 真犯人を名乗る人物は、東京の雲取山に記憶媒体を埋めたとするメールを1月1日に報道機関へ送っており、捜査本部は片山容疑者が昨年11月に雲取山に車で出掛けたことを確認している。だが、片山容疑者は「単なる登山だった」と説明しているという。

 さらに、片山容疑者は「(警察が押収したPCの)解析を進めても証拠が出るわけがない」と主張。以前、脅迫事件で有罪判決を受けたことには「悪いことをした。警察や検察に恨みを持ったことはない」と話しているという。

 佐藤弁護士は「警察から、猫に首輪を付けた瞬間の防犯カメラの画像などはまったく示されていない。真犯人だと言うなら、ぐうの音も出ないような証拠を突きつけるべきだ」と語った。

(中日新聞)

 

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