ニュース詳細
インフルエンザ流行 特に60歳以上2月8日 14時39分
K10053892911_1302081618_1302081642.mp4
インフルエンザは、全国の患者数が今月3日までの1週間で推計208万人と、大きな流行が続いています。
特に60歳以上の年齢層で患者が増えていることから、専門家は病院や高齢者施設などでの集団感染に注意を呼びかけています。
国立感染症研究所が、都道府県からの報告を基に推計したところ、今月3日までの1週間に、全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は208万人で、前の週を6万人下回ったものの、依然として大きな流行が続いています。患者を年齢別に見ると、小学生や中学生をはじめとした20歳未満の年齢層で前の週を下回った一方、60歳以上はおよそ26万人と、前の週より2万人増えたとみられています。
1つの医療機関当たりの患者の数は35.82人と、15週間ぶりに前の週を下回りましたが、近畿や四国など流行の始まりが遅かった地域では増加が続いていて、30の道府県で前の週を上回りました。
国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、この冬は高齢者の入院が多くなっているとして、病院や高齢者施設での集団感染に注意を呼びかけたうえで、「病院や施設にウイルスを持ち込まないよう、まず働く職員たちが体調を管理してほしい。また、患者や入所者が発症した場合は、施設を挙げて急いで対策を講じることが重要だ」と指摘しています。
[関連ニュース]
|
[関連リンク] |
|