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12冬合同誌その他の通販を受付中です希望の支払方法(小為替or楽天ないし三井住友銀行への振り込み)と口数、宛先を明記して合同誌アドへデータ販売も受け付ける事にします ディスク送るのは郵送かメール便か・・・今回は一回休みということで冬の原稿を用意しておいて頂けると助かります仕事で忙しい人も多いと思うのでゆっくりとやりましょう合同誌はSS・画像・映像・ゲーム・その他色々対応します合同誌用アドレス:lyrical@lyric.ivory.ne.jp <@に注意サークル情報:http://c10001134.circle.ms/oc/CircleProfile.aspx08夏収録ログ:http://lyricalacademy.com/log/新ろだ:http://lyricalacademy.com/uploader/ <食堂や遊戯室もこちらから新ろだ2nd:http://lyricalacademy.com/up/uploader/<html可その他不明な点があれば随時追記していきますので、質問などお願いします。
こんぶ
こんばんは明日はバレンタイン今頃女性陣は襲撃準備中そしてしっと団はエリオ、アツェレイ、レイツァへの襲撃準備中か
ルリちゃんもチョコの準備をしてるのかな
>ルリちゃんもチョコの準備をしてるのかなルリちゃんのチョコなら色々な効能がありそうだが
>>ルリちゃんもチョコの準備をしてるのかな>ルリちゃんのチョコなら色々な効能がありそうだが効能:鼻血が止まらなくなる
人居ないな
こばぶちょ〜
フィオとレオナの鬼ごっこはとりあえず決着したと述べておこうこの場合の『決着』というのはあくまでレオナが諦めた事によるものだが観戦していたエリオもまさかレオナが諦めるとは思っていなかったエリオはフィオという娘を侮っていたのかもしれないフィオは身体能力が高くもしかしたら戦においても良い働きをしているのではないのかそう思わせてしまう動きだったのだ 「で、レオナはこれからどうする?」 「ここに残るしかねぇだろ、転移装置は一つしかねぇんだ オレだけ帰ると逆にフィオが帰れなくなる」 「君がこの時代に来た時に使った簡易転送装置は持ってないんだ」 「かなり大がかりな装置で持ち運び出来ないんだよ だから完全な一方通行、そういう訳だ」改めて恐ろしい事を平然とやってのける娘であるERIO DAYS'〜僕とレオと2人の時間〜
>改めて恐ろしい事を平然とやってのける娘である父親ほどではないという事実
「いいかフィオ!お前がこの時代にいるのは数日が限度だ! ある程度満足したらオレが強制的にお前を連れて帰るからな!」 「……フィオとと様と一緒がいい(ギュー)」レオナはあくまで『今すぐフィオと帰る事』を諦めただけであるお父さんっ子のフィオがこの時代の滞在を飽きるとは思えない故にある程度この時代で過ごしてから帰る事にしたのだただし、その事をフィオは納得していないのだが 「フィオ、レオナは君の事が心配で来てくれたんだよ? 君の時代の僕やお母さんを困らせたらいけないよ(ナデナデ)」 「うー……(ギュー)」エリオは心を鬼にしてフィオを諭している本音を言えば娘とずっと過ごしていたいだがそれはエリオのワガママであり未来の自分にどれだけ迷惑をかけているかそれを考えるとこの場は心を鬼にするしかなかった 「……分かりました、とと様」
まさかForce6巻特典カバーがフッケバイン特集になるとは…
>まさかForce6巻特典カバーがフッケバイン特集になるとは…サイファーは随分大胆な水着だなサイファーさんなら考えられん
>まさかForce6巻特典カバーがフッケバイン特集になるとは…これアイシスをシャンテに変えたら嫁合戦だ
こっちは殆どBBA合戦
グレンデル組とか俺得にしかなってない気がする…
「どうしてこうなった……」 レイツァはベッドの上で呟いた。 カーテンで仕切られた窓の向こうはすっかり暗い。 子供のレイツァにしてみれば深夜と言って差し支えない時刻。 その深夜のプライベートルームには二人の女性の姿があった。「シオン・モンディアル。貴方はそろそろ帰った方がよろしいのではなくって?」「貴方をこの場に残して帰れるわけありません!」 上から怪盗アストレイ(Ver.ウサミミ)とシオン・モンディアルの二名だ。 二人はレイツァを挟んで侃々諤々と己の主張を張り合っている。「ホント、どうしてこうなった……」 ではこの事態のあらましから追っていこう。 リリカル学園 Vivid Generation 『 Night in the St. Valentine! / 前編 』
最愛の父の言葉だからか、渋々ではあるが納得し一定期間の後、帰る事を承諾レオナも安心した様でベッドの上に寝転がってしまった思えば成層圏からの落下とフィオとの鬼ごっこで相当疲れていてもおかしくはない 「さすが父上だな、フィオも父上の言葉だけは素直に従うし」 「なぁなぁ我が娘よ、ちょいとよいかのぅ?」 「あん?どうしたんだよ母上?」ベッドで寝転がるレオナに近寄るレオ何故か小声で呼びかけているのは他の者に聞かれたくないからだろうそれを察したレオナも出来るだけ小声で返答したのである 「未来のワシはどんな感じじゃ? その……旦那……エリオとは上手くやれているのか?」 「安心しろよ、今と未来と、父上母上の仲は全然変わってねぇ むしろ外野で見ているオレ達が甘過ぎて砂糖吐きたくなるくらいだ」 「そうか〜そうなのか〜ワシとエリオが〜(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!)」その光景を思い浮かべ、ベッドの上を右へ左へローリング、しかも高速で
>サイファーは随分大胆な水着だな>サイファーさんなら考えられんまぁカレンさんの命令で仕方なく露出の多い水着を着たというのは容易に想像つくあとはエリオの部屋の前で同じく水着姿のシグナムと鉢合わせしてにらみ合いとか
「うわああ! はやてさん、カチンコチンです!」 遡ること約十六時間前。 バレンタイン当日の朝からシオン―――――というか八神家は大騒ぎであった。 寝惚け眼を擦りながら、はやては渡されたチョコの板をコンコンと叩く。「ええ音や……」 まるで分厚い木材のような音だ。小さな歯型を見て苦笑をもらす。「誰やろなぁ、朝早くから盗み食いしようとした悪い子は」 台所へと行けばヴィータとリインUが口元を押さえて崩れ落ちているではないか。「ったくこの子らは……娘には見せたくない姿晒して、恥ずかしないの?」「リインちゃんも同犯ですぅ!」「春風は何やっとったんや」「旦那とヨロシクやってたんだろ」 よろよろと立ち上がるヴィータの右手には同じくダウン中のリイン2の姿がある。 ヴィータと一緒に母子揃ってはやてのトラップに引っかかったらしい。 見た目が子供だと子供舌も治らないのだろうか、とシオンは物陰から密かに見守っていた。
昨日のぞろ目>無題 Name としあき 13/02/13(水)01:27:57 No.9207111 del>ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してシラユキの家に放置する ラスレス>無題 Name としあき 13/02/13(水)01:30:39 No.9207120 del>ラスレスならプレシアさんの衣装をアラビアのベリーダンスの衣装にする
「おしおし、わざと硬く作ったの以外はちゃんとできてそうやな。シオンのもOKっと」「本当ですか!」「私が嘘ついたことある?」「割と」「大人は嘘をつくんやない、ただ間違いをするだけや……あ、春風おはよー」 この人が言うと説得力ないなーと心の中で断言した春風にお盆チョップを食らわせ、 はやては手馴れた動作でチョコを冷凍庫から出しては別けていく。 シオンは自分の前に差し出されたチョコを受け取り、丁寧に包装する。 決戦の準備はこれでできた。 ふんすと鼻息一つついて、すぐに部屋へと戻っていった。 忘れないうちにカバンの中に入れるのだろう、それを見送りながら母子が朝食の準備を始める。「……シオン、渡せるといいね」「あの子は私らと一緒で奥手やから心配さんやー」「強力な武器持ってるんだけどねー……」 ナイスオッパイという謎の単語がハモる。外見も中身もそっくり母子であった……。
>>まさかForce6巻特典カバーがフッケバイン特集になるとは…>サイファーは随分大胆な水着だなよく見るとシグナムもやたら気合い入ってる…こんなに引き締まった尻が見れるなんて…
「レオナよ、ちと頼みがある」 「はいはい分かったよ、皆まで言うな」レオが何かを頼もうとしたがレオナは内容を聞かずにそれを受け入れたのであるまるでレオが何を頼むか最初から分かりきっていたかの様な反応 「ん?ワシはまだ何も言ってないぞ?」 「父上と2人きりでイチャイチャしたいんだろ? 分かってるよ、フィオとミルヒ叔母上を連れ出すからさ」なんと母親が何を望んでいるのか一発で見抜いたこの娘レオは呆気に取られながらただレオナを見る事しか出来なかった 「フィオ、叔母上、ちょっと一緒に出かけないか?」 「え、私とフィオもですか?」 「あぁ、こっちの時代のガレットでゆっくりした事はないしな 城下町をぶらついてみたりしたいんだ」 「分かりました、フィオ、おいで♪」そしてレオナは無事ミルヒとフィオを連れ出す事に成功したのだった、フィオは不満気だったが
そういえばバレンタインデーといえば「あのスク」は今年も帰ってくるのだろうか
それからシオンは頑張った。 レイツァが登校中に下駄箱へとセットしようと画策していたが初等部の下駄箱に行こうとするのは 想像以上に目立ち、歩を向けただけでシオンは違和感に身を震わせた。 下駄箱作戦失敗である。 続いて机の中―――――これも同じ結果に終わった。 同級生ならともかく年下の、それも中等部の制服を着た人間が初等部への教室へ赴くのは 下駄箱に行くより難易度が高かったのだ。 最終手段、手渡し作戦。 誰もいない場所に呼び出して渡すという作戦である。 それができれば苦労しない。 何より、バレンタインデーである今日は人目が付かなさそうな場所に限って人がいる日である。 シオンは珍しく授業に集中できないまま、悶々とすごし、終業時間を迎えてしまった。 だが追い詰められたことで少女は決意を固め、携帯を手に取る。
>「強力な武器持ってるんだけどねー……」> ナイスオッパイという謎の単語がハモる。外見も中身もそっくり母子であった……。すみません、お手数なのですがそれサイファーさんにも言ってあげてください
> 「そうかそうなのかワシとエリオが(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!)」>その光景を思い浮かべ、ベッドの上を右へ左へローリング、しかも高速でもしかして未来の閣下も駄肉閣下なん?
>「あの子は私らと一緒で奥手やから心配さんやー」はやてって奥手?
>そういえばバレンタインデーといえば「あのスク」は今年も帰ってくるのだろうかバカ、口に出すな!噂をすれば影というだろ、今年もあの恐怖の・・・うん、なんだあの音は?あぁ!!窓に!!窓に!!!
「エリオよ……ようやく2人きりになれたのぅ」 「……ごめんねレオ、何だかドタバタな事になっちゃって」エリオは申し訳ない思いがあった本当なら今頃はエリオ、ミルヒ、レオの3人でのんびりとした1日を過ごしているはずなのに2人の娘が突然現れたおかげでそののんびりが打ち崩されてしまうとは 「何を言うか、ワシらの娘なのじゃ、歓迎こそすれ邪険にしたりなどはせん エリオが謝る必要などないぞ、ワシは嬉しいのじゃ そなたとの子を成す事が出来ると分かったからのぅ」 「レオ……(スッ....ポフッ)」レオの頭に手を乗せる、感謝の意味を込めてそれはエリオなりの感謝の表れだった 「(ナデナデナデナデ)はふぅ〜」すっかり顔が緩んでしまったレオはそのままエリオの膝に寝転がり成すがままとなるレオにとって正に至高の時間レオナが時間を稼いでいられるのも僅かだろう、その分今この時を堪能するつもりだ
「今日はザーさんに用事あるから、じゃーね」 何をしたわけでもなくフェリオにそう言われ、レイツァは彼女の後姿を見送った。「……変なヤツ」 一緒に帰ったり、この後に会う約束などしていないはずだ。 なのでレイツァはそんな断りをされなくても真っ直ぐ帰るつもりであった。 そのまま妙に浮き足立っている教室から抜け出し、下駄箱を通過して校門へ。 そこには小さく白い軽車両が停まっていた。 見慣れた高級車ではないが、彼のよく知る人間が乗っている。「ようメイド長。そういや今日は執事のヤツ休みだっけ?」「お疲れ様です若様。あの執事クビにしましょう」「エステッドをクビにしたらメイド長が過労死するだろ……あぁ、シオンからか」 いつもの調子で車に乗り込み、軽く会話をしながら携帯を取り出す。 マナーモードにしていたから気付くのに遅れたが、どうやらメールのようだった。「OK、いつでもおいでませっと」 どうやら書庫の本を読みに行ってもいいか、という内容だったらしい。当然、方便である。
>はやてって奥手?夢くらいは見せてあげないと
こんばん皆の衆〜>こっちは殆どBBA合戦いやちょっと待て半数は若人・・・若・・・ど?
>バカ、口に出すな!>噂をすれば影というだろ、今年もあの恐怖の・・・うん、なんだあの音は?>あぁ!!窓に!!窓に!!!その後、としあきを見た者はいない…
一方その頃、この話に全く絡んでこない彼女はと言うと―――プリプリ怒っていた。「まったくもう! 少しくらい引き止めてくれてもいいじゃない! だったら心優しい私が義理で義理な義理程度のチョコをわけてあげてないこともないのに!」 彼の前以外では歳相応な言動になるのがフェリオと言う少女である。 隣には嬉しそうにチョコを頬張るアクアが寄り添っていた。 当然そのチョコはフェリオから渡されたものだ。「まぁ、いいわ。アイツにあげる予定だったのもアーちゃんにあげる」 取り出した箱は一瞬でアクアの手に収まる。 どこからともなくテロリーンと音がして、フェリオとレイツァへの高感度が上がった。「ちょっと待って、今の流れでアイツへの高感度も上がるの!?」「ん、レーくんいなかったらこのチョコもなかった……」「あのバカめ、謀ったわね!? ぐぬぬ〜、許さないんだからぁ!」 そもそもレイツァ用のチョコを用意している時点でそんなことを言う資格などないことに少女は気付けない。 アクアはそれを冷静に見極め、素直に反応しただけなのだ。 閑話休題。視点を本来移すはずだった怪盗……否、シスターに戻そう。
>「まったくもう! 少しくらい引き止めてくれてもいいじゃない!> だったら心優しい私が義理で義理な義理程度のチョコをわけてあげてないこともないのに!」バレンタイン自体知らないんじゃないか…ミッド自体でないのか、レイツァがそういうのを今まで教えてもらっていなかったのとどっちだ
「そう言えばレオ、ちょっと気になってた事があるんだけど……(ナデナデ)」 「ん〜何じゃ〜?(ゴロゴロ)」 「アツェレイやガウルの姿が見えないけどお出かけ中?あとついでにジョーとベルも(ナデナデ)」城内で未だアツェレイ達に合わないのは不自然に思えた末の疑問ガレットにきてしばらく経つのにまだ誰とも会わないのは城内にいないのではそんな事を思っていたのだ 「ガウルには1人で仕事を任せておる、アツェレイは今朝早くにアヤセという街に出向中じゃ(ゴロゴロ) ビオレとジェノワーズの2人がそれを追って後から向かったので今はいなくてのぅ(ゴロゴロ)」 「出向?何故そんな……」その後のレオから聞かされた言葉はエリオを少しばかり不安にさせるものだったガレットの東方に位置するアヤセという街で最近起こる追い剥ぎ事件の事アヤセからガレットに来ている旅商人や旅行者らが口を揃えて言っているのである既にガレットの城下町では噂になるほどだそして話を聞いたアツェレイが単身でアヤセに向かいそれを追ってビオレが、更にそれを追ってジェノワーズが後を追う形となる
「もうチョコはいらないです……けぷっ」 そこには力なくベッドにうつ伏せに倒れるレインがいた。 結論から言おう。 シスターレインはモテモテだった。 眉目秀麗、姿色端麗、才色兼備、秀外恵中。 そんな四文字が似合うレインは同年代女性の中からでも目を引く存在である。 特に磨き続けた優雅な物腰と芯の通った声は他のシスターを惹き付けて止まないようだ。 男女問わず人気があり、一部の女性からは本気と書いてマジで狙われているらしい。 あたしの名はレイテ……レイン姉は狙われている! チャチャチャン! ロリウェ〜イ! そんな感じでバレンタインデーである今日は大変だった。 どこに顔を出してもチョコを渡され、そこに長居しようものなら顔を赤らめた女性に迫られ、 仕方なく場所を替えればまたチョコを渡されると言う悪循環。 さらに出会う男性の全てがそわそわとしており、変に話しかけようものなら飛び上がって反応する。 かと言って真面目な性格の彼女は仕事を放るわけにもいかず、終いには教徒からチョコをいただく始末。 誠実であろうとする性格だったことも悪く働いたのか、三食全てがチョコに成り代わったようだ。
> 「ガウルには1人で仕事を任せておる、アツェレイは今朝早くにアヤセという街に出向中じゃ(ゴロゴロ)> ビオレとジェノワーズの2人がそれを追って後から向かったので今はいなくてのぅ(ゴロゴロ)」> 「出向?何故そんな死亡フラグ臭たっぷりな……」
>ガレットの東方に位置するアヤセという街で最近起こる追い剥ぎ事件の事>アヤセからガレットに来ている旅商人や旅行者らが口を揃えて言っているのである>既にガレットの城下町では噂になるほどだ>そして話を聞いたアツェレイが単身でアヤセに向かい>それを追ってビオレが、更にそれを追ってジェノワーズが後を追う形となるなるほど、ここから次に繋がるのか
「わたしだって……」 ごろりとベッドを転がり、仰向けになる。 想いを込めた言葉は続かず、やがて溜め息となって宙に四散した。 そう、彼女も年頃の女性なのだ。 恋に恋する乙女であり、寄せる恋心を持て余す日々を過ごしている。 そんな少女のためにバレンタインというイベントは存在するのであって、 それを理解しているから漏れた言葉が『わたしだって』という本音だ。「……はぁ、不毛ですね」 枕を手繰り寄せ、それを胸に抱き、顔を埋める。 若干落ち込み気味にも理由がある。愛しの君へと用意しているはずのチョコがないのだ。 チョコは他のシスターと仲良く作った。 半ばお料理教室の体を成すほどの人数で執り行ったのだが、作っている最中に根掘り葉掘り聞き出されてしまっていた。 もう一度言おう、シスターレインはモテモテである。 気になる彼女が誰にチョコをあげるのか、誰もが気になるところであったのだろう。 そんな状況で用途不明の本命チョコレートなど用意できるはずもなかった。
「……はぁ」 枕を抱き締めながら瞳を瞑る。干したのが利いているのか太陽の匂いがした。 ともあれ、そういうことである。 渡すチョコがないのに妄想したって意味がない、まさしく不毛だ。 ないならば買いに行けばいい。 そんな妙案が浮かび、一瞬で上半身を起した。驚異的な腹筋である。「……はぁ」 だがまたベッドに倒れこんだ。 用もないのに出かけられるわけがない。だが素直にチョコを買いに行くと言えるはずもない。 何よりレイツァへとチョコを渡したとしても彼は困ってしまうだろう。 そう考えるとレインの気持ちは沈んでいくばかりだった。 適わぬ恋、と言うべきだろうか。それともレインに根性がないだけなのか。 妥当な答えとしては己の中にある初めての恋愛感情に戸惑っているだけであり、それは秀才な彼女にしては珍しい経験であった。 募った気持ちをどうしていいのか分からず、悶々とした気持ちを持て余す。 だが彼女は同時に溜まっていくストレスの解消法を本能的に悟っていた―――――
(アツェレイの事だからきっと自分で事件を調べようと思ったのかも…… 他の誰かを一緒に連れて行かなかったのは誰も巻き込みたくなかったから……)アツェレイの性格をよく知るエリオは不安で仕方が無かったいつも誰にも悟られずに無茶をするのがアツェレイなのだ今回もこのフロニャルドで何か無茶をしているのではないかと思ったのである 「何じゃ?お前が不安に思うのはアツェレイか? それとも……いや、お前の事じゃからビオレが心配なのか?」 「うん……ちょっと……ね」 「なら、ワシらも行ってみるか?」 「え……?」 「丁度良い、ミルヒも連れて行こうではないか あとノワも合宿から帰ってきてたし誘ってみるかの フィオとレオナだけ置いてけぼりはかわいそうじゃから一緒に誘ってみるか」〜NEXT:『ガレット剣風録! 01』〜
「……お、もうこんな時間か」 レイツァの独り言に絨毯に座っていたシオンが跳ね上がった。 時刻は夜の九時。 シオンは読書を口実にチョコを渡すタイミングを窺っていた。 夕食までお世話になって頑張ってみたのだが引っ込み思案な性格が災いして今に至っている。 結局読書にも集中できないまま悶々とすごし、タイムオーバーを迎えてしまった。 これ以上の長居はさすがにできないだろう。「ご、ごめんね。こんな遅くまで付き合わしちゃって……」「全然いいよ、初めから今日は本読むつもりだったし」 ガッツリ読書に集中できて気分はルンルンとでも言いたげな表情だ。 対してシオンは落ち込み気味に溜め息をつく。 様子を窺っていたメイド長が「今しかないでしょう!?」と影から応援していたが、 それも虚しく、シオンは至って普通に帰る準備をしているではないか。 それを訝しげに見つめていたレイツァは、だが踏み込むことはせずに普通に対応してみせる。 家に帰りたくないのか?とも思ったようだが、家庭の問題に踏み込むのは彼の矜持が許さなかったようだった。
「ありがとうございました」「おやすみなさいませ、シオンお嬢様」 結局別れ際でさえ渡すことが出来ず、メイド長に家の前まで送ってもらってしまった。 シオンはほとほと自分を嫌いになりながら家へと戻る。 ただいまの声にも覇気がない。「おかえりシオン。……あー、丁度お風呂空いてるから入っちゃってくれる?」「はい……」 表情で色々と察した春風はシオンに入浴を勧めて引っ込んでしまう。 言われるままにシオンはとぼとぼと浴室へと向かって行った。 それをこっそりと見送った後、広すぎるリビングへと戻っていく春風。「と、敏明さん! どうしよう!?」「俺が助言してやってもいいんだが……シグナム義姉さんいたろ、酒持ってって教えてやんな」「はい!」 頼もしい旦那の助言を得て春風はおたまを持ったまま階段を駆け上がっていく。 途中でお酒を持っていないことに気付き、慌てて引き返してきたのはご愛嬌ということで。
>いつも誰にも悟られずに無茶をして絶頂の無様なアヘ顔を晒すのがアツェレイなのだ
> それとも……いや、お前の事じゃからビオレが心配なのか?」> 「うん……ちょっと……ね」ビオレ「これはすなわち求婚と受け取って構いませんね?」閣下「待てい」
>「俺が助言してやってもいいんだが……シグナム義姉さんいたろ、酒持ってって教えてやんな」この状況で酒+シグナムの組み合わせは正解なのかアウトなのか…
「はぁ……」 湯船に浸かっているシオンの表情は暗い。 眼鏡がないからか、いつもより幼く見える彼女はアンニョイな思いを隠さないまま縁へ背を預けた。 大きく形のいい乳房が水面から顔を覗かせる。年齢不相応の大きさだ。「私のバカ……」 誰に言ったわけでもない言葉は小さく反響して湯気と共に消えていく。 チョコを渡せなかったことを激しく後悔しているようだ。 こんなに後悔するのなら渡せば良かったのだ、と言う自分と、 これほど後悔すると分かっていても渡せなかったんだろうな、と悟っている自分がいた。 このまぜこぜな気持ちはどうしたら治まるのだろう。 恋心を捨て去ってしまえばいいのだろうか? いや、それはさすがにやりすぎだと少女は首を振る。 チョコを渡さなくても告白の方法はいくらでもある。 なんなら付き合う事になってから今回の悔いを晴らせばいい。 彼女は年齢の割りに頭の聡い。そうやって感情の中で理論的な決着を見ようとしていた。
「馬鹿だと? 馬鹿者! 馬鹿をやらない内から己を愚かだと笑うことこそ愚かと知れ!」 バシーン!と浴室の扉が開かれた。「お、お母さん!?」 シオンが驚くのも無理はない。 なんとそこには真っ裸のシグナムが立っているではないか。 手馴れた動きでかけ水をして浴槽にするりと入り込む。 幸い八神家の風呂は広い。大人二人が入ってもまだ余裕があるサイズだ。 少々お湯が零れた程度でシグナムの体を受け入れてしまった。「……えと、お母さん?」「うむ、そうだ、お母さんだ、シオン……何の話だったか?」 娘は本能的に悟った。 ダメだこの人、酔ってる……。 頬が赤く染まっているのは酔いによるものだろう。「そうだ、今日はバレンタインだろう? 意中の相手に思いの丈は渡せたのか?」「―――――っ」
> 同級生ならともかく年下の、それも中等部の制服を着た人間が初等部への教室へ赴くのは> 下駄箱に行くより難易度が高かったのだ。シオンは中等部か年齢的には13か14か…それであの凶器持ちか
「渡せなんだか……それで自虐していたと」「ち、違う! ……わけじゃないけど」 いざ真正面から言われてしまえば物申したくなってしまう。 結局のところ自分は何がしたいんだろう。 シオンはそんなふうに己を評価してしまう。青春時代だ。 そんな娘を見て、シグナムは苦笑をもらすしかない。「言っただろうシオン、馬鹿をやる前から馬鹿だと卑下するものではないぞ」 何でも即断即決即行の母親からそう言われても得心は得られない。 自然とシオンはシグナムを見上げて言った。「渡したいのに渡せなかったのはバカなことだもん」「青い、青いぞ娘よ。本当の馬鹿とは私のような人間のことを言うんだ」 対してシグナムは瞳を閉じ、湯の温かさに心身を浸している。 そこには大人の色香さえ感じられた。「お母さんのどこがバカなの?」 シオンの中ではむしろ逆だ。母とは強く賢く格好良い存在なのだから。
「良人(おっと)との睦み事では己を乗せるためにコスプレをして押し掛けるのがザラだった」「睦み事って……はわっ」 想像してしまったのか、シオンは顔を真っ赤にして顔を湯船へ沈めていく。 隠れているつもりなのだろうが丸見えだった。「それだけのことをしなければ覚悟がつかない愚かな女の娘なのだ。正攻法で戸惑っているうちはまだマシだぞ」 ぶくぶくと気泡で返事が来た。 要約すれば『そんなこと言われても』といったところだろう。「リボンを体に巻いて私がプレゼント、とでも言い出さない限りは馬鹿なうちに入らないぞ」「難易度高すぎだよ!」「主はやては厳しいんだ」 確かに厳しすぎるが八神家の女性陣誰もが通った道であるため、今更気にしてはいけない。「それになシオン、まだ日は変わってない。諦めるのは少々早いのではないか?」「え?」「後悔を得たのならば悔いのない道へと進まねば、それこそ愚か人ではないか」 その言葉に、何故だかシオンは強く胸打たれた。
>「良人(おっと)との睦み事では己を乗せるためにコスプレをして押し掛けるのがザラだった」シグ「結構な割合でサイファーとはち合わせる事もあってな、毎度戦場のようだったぞ」シオ「何をしに行ったの?」
「……お母さん、私行って来ます!」「あぁ、リボンは必要か?」「いりません!」 顔を真っ赤にして浴室を出て行った娘を見送り、シグナムは縁へと体の前面を預ける。 酒を一口で煽り、酔った勢いで来たものの、果たして上手くやれたのだろうか。 自信がない彼女はただ娘の幸せを祈った。「……あの子に幸いあれ」 呟いた言葉は浴室に反響することなく湯気に紛れて消える。 さて、やることはやった。 ならば後の問題は酔っている上に風呂に入ってしまったため、体に廻ったアルコールで不調を訴える脳への対処法だ。 慣れない酒を無理して煽ったのだから当然だ。頭痛が止まず、次第に気持ち悪くなってくる。 気持ち悪さは吐き気に置き換わっていく。「だが、シオンと面と向かって会話など酔わねばできん……」「堅物お母さんはタイヘンだ」 苦笑する春風に介抱されたのは数分後のことだった。
【 次回嘘予告 】フェリオ「ふぇ、何これ……!?」レイツァ「……おいアクア、これもしかして」アクア「ん、フーちゃん、意識だけが過去から飛んできたみたい」レイツァ「そりゃまたすんごいタイミングで……」 なんとフェリオが飛んできたのは未来の世界。 その世界でフェリオはレイツァに抱かれ、アクアに愛されていたのだ!フェリオ「ちょ、これどういう状況―――――んひゃあ!?」アクア「んちゅ、戸惑ってるフーちゃん可愛い♪」 彼に貫かれ、指を絡めているフェリオ。そのフェリオの首筋をキスをしてくるアクア。 想像の遥か先を行く事態にフェリオは翻弄されるばかりで―――――!? < Next Stage:『 Devil May Cry 』 > ここから先はR指定だ!
バレンタインか…何かスク書くかなぁ
>バレンタインか…>「アレ」が来るのかなぁ
もう完結してなかったっけ
>「リボンを体に巻いて私がプレゼント、とでも言い出さない限りは馬鹿なうちに入らないぞ」>「難易度高すぎだよ!」レイツァと恋人になったら躊躇なくやりそうな気がする
>脳内イメージは14歳でエリンと同じ〜一個下くらい?それでアインハルトが着ているタイプの制服か
ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ!
ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してレンカの前に放置する
ぞろ目ならあーたんがアツェレイを1日占有
>レイツァと恋人になったら躊躇なくやりそうな気がするレイツァくんが喜ぶなら、と理由付けしたらどんなことでもしそう
ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はシグナム&リインT
ゾロ目なら女性陣全員裸リボン
>ぞろ目ならあーたんがアツェレイを1日占有ゾロ目で支援
ぞろ目ならジークがアツェレイにアタックする!(物理的な意味で
ラスレスならユキカゼの衣装がニャル子になる
ぞろ目かラスレスなら女性陣が自分にチョココーティングしてプレゼントにする
『 ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX) 』http://www.amazon.co.jp/dp/4091886167?tag=futabachannel-22著者:道満 晴明形式:コミック価格:¥ 630発売予定日:2013年2月20日(発売まであと6日)