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関電 活断層可能性なしと報告
2月8日 21時4分

敷地内の断層が活断層かどうかが問題になっている福井県の美浜原子力発電所について、関西電力は、「現時点では活断層の可能性を示すデータはない」とする中間報告を国の原子力規制委員会に提出しました。

関西電力美浜原発は、敷地の東およそ1キロにある活断層に引きずられて敷地内の断層が動く可能性が指摘され、関西電力が去年9月から調査しています。
関西電力は、これまでの調査の結果、活断層が原発の敷地近くまで伸びているような痕跡は確認できなかったとする中間報告をまとめ、「現時点では敷地内の断層が活断層に引きずられて動くことを示すデータはない」として規制委員会に提出しました。
関西電力はこのあと、敷地内の断層の年代などを調べたうえで、来月末までに最終報告をまとめたいとしています。
国の指針では、原発の重要施設の真下に活断層があることを認めておらず、規制委員会は、島崎邦彦委員らの専門家グループで、今後、現地調査を行うことにしています。
規制委員会の調査はこのほか全国5か所の原発が対象で、すでに福井県の日本原子力発電敦賀原発と青森県の東北電力東通原発では、専門家が活断層の可能性があるという見解で一致しています。
一方、福井県の関西電力大飯原発では活断層かどうかで専門家の間で意見が分かれています。

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